あっけなく終わった。悲報ととらえるのは早すぎる。第2弾キャンペーンが控えている。それがどういったものになるか、考察していこう。様々なケースのキャンペーンを考えてみた。
100億円あげちゃうキャンペーンが終了とのアナウンスが、12月13日(木)に発表された。12月4日(火)から、たった10日間で終了。
きたー。第2弾100億円キャンペーンが、2019年2月4日発表されました。2月12日から開始。=> 今度は、総額一人7万円まで還元のチャンス
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目次
- 1 キャンペーン終了時期に関する予想
- 2 ヤフーBBのブロードバンド時代のルーターを無料配布した営業方式の再現
- 3 加盟店を増やす。それが今のPayPay(株)の目的
- 4 12月14日から、還元率が0.5%では、ユーザーとしては萎えてしまう
- 5 第二弾目(第2弾)キャンペーンか、第二段(第2段)キャンペーンは、いつか? 内容は?
- 6 PayPay(ペイペイ)の使用の定着を図るキャンペーンの可能性
- 7 個人間送金を使った施策(キャンペーン)などは? 割り勘(わりかん)なども
- 8 実店舗のみではなく、オンライン決済にPayPay(ぺいぺい)導入時に、なんらかのキャンペーンが
- 9 今回の100億円分の還元ポイントは、2019年1月10日以降、ユーザーの元へ。
- 10 PayPay中山社長の12月14日コメント(キャンペーン終了翌日)
- 11 まとめ
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キャンペーン終了時期に関する予想
筆者の予想は、時間の経過とともに変わっていった。当初このキャンペーンの存在を知った際(11月22日の記者会見)には、20%という還元率が大きすぎる(&抽選で10万円まで全額バック)ので、2019年3月末前には、終わると思っていたが。ここまで早いとは思わなかった。12月4日のキャンペーン初日以降、ファミリーマートで買い物したが、この時の感じでは、まだ店員さんが慣れておらず、まだ、キャンペーンは続くのかと思っていた。もちろん、家電量販店(ビックカメラ、ヤマダ電機)での行列の映像や、もうすぐ100億円キャンペーン終わるというようなニュースもみてはいたが、まさか、10日間とは。
12月4日以降に、今後の大胆予想として、実はこのキャンペーンは終わらずに3月末まで続けるのではないか?と記事に書いた。ただ、これを投稿した段階では、ポカミスだったのだが、毎月、25万円までの買い物(5万円還元)を個人ができるということを計算していなかった。同じ人物が、12月、1月、2月、3月と4カ月。つまり毎月25万円で、合計100万円までの買い物(20万円還元)される。実際には、毎月、20%還元(抽選いれれば、それ以上)で、個人が25万円まで買い物できるなどという非常識なキャンペーン打つ意味はないだろう。獲得したいのは、新規ユーザーであり、ヘビーユーザーに毎月還元するはずがない。 ということは、すでに、このキャンペーンは、1カ月以内に終了することを前提としていた可能性がある。
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ヤフーBBのブロードバンド時代のルーターを無料配布した営業方式の再現
ただ、筆者が、大胆予想で、キャンペーンが3月末まで続くのではないか?と考えたのは、顧客獲得のために、先行費用として、かなりの赤字を覚悟してでも、本格普及をソフトバンク&Yahoo!(ヤフー)で仕掛けてくると思ったからだ。ユーザー数をまとまったものを獲得できれば、それは、加盟店舗の獲得につながり、巨額の費用をかけて、時間を買う戦略をとってくると思った。また、ペイペイのホームページに、下記の筆者を悩ませたフレーズがあったからだ。
キャンペーン期間
2018年12月4日(火)9:00~2019年3月31日(日)23:59
- ※キャンペーン期間中であっても対象のキャンペーンにおいて、PayPay株式会社の負担する付与金額が100億円に達した場合、本キャンペーンは途中終了いたします。また、付与金額を追加する可能性があります。その場合はPayPayホームページにて事前告知を予定しています。
この文言に、騙されてしまった。というか、今回の100億円あげちゃうキャンペーンを、増額してでも、そのまま続ける可能性もあるととらえてしまった。しかし、現実には、キャンペーンを打ち切った。 ただ、ここで、終わるはずはない。こんな中途半端な状態で終わらせるわけがない。
終わったのは、100億円あげちゃうキャンペーンだ。今、考えてみれば、これは、やりすぎだった。というか、話題づくりのために、100億いれたのだろうか?。サーバーダウンも、計算のうちか?と勘繰りたくなる。
こんな中途半端な状態で終わってしまったら、情報感度の高いユーザーのみしか恩恵を受けれない。(つまり、スマホの扱いに非常に慣れており、かつ、PayPay(ぺいぺい)の情報を知ってすぐに購買に動いた人)本当に、PayPay側が、使ってもらいたいユーザーは、今回の騒動でニュースやら、友達、知人などが恩恵を得た情報を知り、自分も使ってみようかなと思った人だ。おそらく、10日間では、間に合わなかった人が大勢いるだろう。情報は知っていても、平日は仕事が忙しく、今度の土日で、などと思っていた人や。そもそもPayPay(ペイペイ)を知ったのが、遅かった人。また、アプリをインストールしてから、実際に、使い方の面で、慣れていなかった人などだ。使い方については、自分がPayPayアプリを導入したときのことを書いたが、アプリ入れて、すぐに買い物とはいかないのが現実だ。(アプリのインストール数と、ペイペイが利用できるになっているは別)
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加盟店を増やす。それが今のPayPay(株)の目的
100億円あげちゃうキャンペーンで、認知度をあげ、ユーザーを獲得して、次に、その成果をもとに、加盟店(加盟店舗)を増やす営業攻勢をかける。これが、PayPay(株)が考えていることだ。今回は、本当に、加盟店を説得するに足るユーザー数を獲得できたのだろうか? 否できていない。次のキャンペーンを必ず打ってくる。「ユーザーの獲得」+「加盟店(現金決済しかしていないところが、より重要)」が、うまくまわりだすまで、キャンペーンを打ち続けるでしょう。
もちろん、大手の店舗を加盟店にさせる努力はしていると思いますが、色々と、業界地図が絡んでくると思うので。
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12月14日から、還元率が0.5%では、ユーザーとしては萎えてしまう
PayPayのホームページ(トップページで)一番下で、
利用特典
PayPayでのお支払いで0.5%還元
※本企画は期間を定めたキャンペーンではありません
と書いてあったのは、100億円あげちゃうキャンペーン終了のための布石だったのか?
PayPayでのお支払いで0.5%還元
■対象のお客様
PayPayでお支払いされた方。
※全てのお支払い方法が対象となります。
■特典詳細
付与時期は別途当社が定める時期とします。
※お一人様につき、付与上限5,000円相当/月
これだけでは、ユーザーのモチベーションは、なえちゃいますね。
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第二弾目(第2弾)キャンペーンか、第二段(第2段)キャンペーンは、いつか? 内容は?
PayPay(株)のホームページでは、上記のように、ばっちりと、新たなキャンペーン予告がなされている。それが、いつなのかが問題だ。年内は、サーバーシステム関連の安全運用を優先し、今回のキャンペーンの分析をして、年明けの1月10日のユーザーへのPayPayのポイント還元(100億円)が、きちんとなされたときに、どうなるのかを見守る可能性もある。また、今は、加盟店の開拓に注力するかもしれない。そもそも、年末に、また別のキャンペーンを打つとなると、社員さんも大変だろう。
ただ、今回の100億円あげちゃうキャンペーンの終了予想が、想定内であり、他の決済〇〇ペイ(LINE PAY, 楽天Pay,amazon payなど)との闘いで、速度優先モードであれば、年内にも、もう一発、やってくるかもしれない。
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そう、ユーザーとしては、いまは、次に来るキャンペーンに備えて準備をしておこう。というタイミングだ。
第2弾キャンペーンとは、同じような内容のキャンペーンをもう一度、打ってくるもの。
第2段キャンペーンとは、段階(ステージ)の違うキャンペーンを打ってくるもの。
・単なる還元のパーセントを変えてきたケース(より多くの顧客に薄く広く、ばらまくケース)
例えば、10%還元(還元金額1万円上限とか) これだと、10万円お買い物すると、1万円バックだ。 今までのキャンペーンと比べれば、見劣りするが、これであれば、1万円で一人の顧客をとれる。1億円で1万人。100億円で、100万人だ。
・全員ではないが、抽選確率を高めにして、半額キャンペーンとか。
抽選だけだと、インセンティブがでないかな。
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PayPay(ペイペイ)の使用の定着を図るキャンペーンの可能性
・段階(ステージの違うキャンペーン)としては、
例えば、PayPay利用を定着させる施策
月に、10回以上使った場合(それぞれ、別の日に)、合計金額の10%をポイント還元するとか。
数カ月にわたって、PayPay(ペイペイ)を定期的に、使い続けた人には、段階ごとに、還元率を(3%、5%、10%などに挙げて、還元など)
100億円あげちゃうキャンペーンでは、PayPay(ペイペイ)の認知度と、とにかく一回、使ってみてください。だったものが、、
次のステージとして、PayPay(ペイペイ)の使用の定着を図るキャンペーンを実施する可能性がある。
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個人間送金を使った施策(キャンペーン)などは? 割り勘(わりかん)なども
また、次のステージとしての施策として、PayPay(ペイペイ)では、個人間送金ができるが、これを使ったものも想定できる。自分のQRコードを相手側によませて、送金したり。
とにかく、LINE(ライン)との競争上、圧倒的なインストールベースを持つ、LINEとたたかっていくには、ユーザー数を圧倒的に増やさないといけない。
100億円あげちゃうキャンペーンで、一定の数(実利用者で、数十万人~70,80万人程度か?? アプリダウンロード数が実利用者ではない。)は確保できた。そして、この人達は、かなり、スマホの操作になれており、情報感度も高い人だ。彼らを使って、個人間送金をする相手に、新規登録を促し、新規登録すれば、報酬として、いくらかの還元を行うといったものだ。
やりかたは、色々とあるだろうが、LINEとまともに、たたかうなら、大規模な施策を打たないと、なかなか難しいだろう。現に、LINEは、アプリをインストールする必要すらない。LINEは、国民的なアプリとしてすでに、インストールされているからだ。ただ、PayPay(ぺいぺい)の場合には、アプリをインストールしてもらわないとならない。その点をクリアするにも、新規顧客を獲得するために、個人が友達、家族を新規登録させるインセンティブを与えた施策がとられるだろう。
割り勘(わりかん)をやった場合の、還元キャンペーン(LINE PAYでわりかんキャンペーンのような)もやるかもしれない。
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実店舗のみではなく、オンライン決済にPayPay(ぺいぺい)導入時に、なんらかのキャンペーンが
下記、のタイミングを狙った、キャンペーンが予想される。実店舗とオンラインを使った施策、オムニチャネル戦略など。下記が、関連ニュース。
PayPay(ぺいぺい)が、オンライン決済に対応(2019年2月以降、「Yahoo!ショッピング」「ヤフオク!」「LOHACO」で順次導入予定)
PayPay株式会社が、提供するスマホ決済サービス「PayPay」は、2019年2月にオンライン決済に対応し、これに伴い、ヤフー株式会社の運営する「Yahoo!ショッピング」「ヤフオク!」では2019年2月から、また、アスクル株式会社の運営する「LOHACO」では2019年4月から、「PayPay」を決済手段の一つとして導入する予定です。
今後、ヤフーのその他のサービスでも、「PayPay」のオンライン決済の対応を随時行っていきます。
「PayPay」はこれまで、バーコードやQRコードを使った実店舗での決済サービスを提供してきましたが、eコマースなどインターネット上のサービスでも利用できるようになります。
いかに、ソフトバンクグループ、ヤフーが、ぺいぺいに力をいれているかが分かる。
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今回の100億円分の還元ポイントは、2019年1月10日以降、ユーザーの元へ。
実は、今回の100億円キャンペーンの還元は、1円たりとも、まだユーザーには届いていない。つまり、ありえないと思うが、今、PayPay(株)が倒産したら、還元されないということになる? 還元されるのは、2019年1月10日以降だ。この時、すごいことが起きる。今回の100億円分の還元が、されることが決定しているわけで、その還元は、ぺいぺいのポイントだ。この還元ポイントをめぐって、店舗側も、自分のお店で使ってもらうようになんらかのお店側の独自キャンペーンをやるかもしれない。
あるいは、このタイミングを使って、PayPay(ぺいぺい)側が、還元ポイントを前述した、個人間送金で使わせたり、割り勘(わりかん)のキャンペーンを、この還元ポイントと絡めてやるというのもありだろう。
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PayPay中山社長の12月14日コメント(キャンペーン終了翌日)
当の中山CEOは、今後のキャンペーンについてはどう思ってるのか?
出典:ITmedia 100億円キャンペーンは「反省点がたくさんある」 PayPay中山社長を直撃
このインタビューを額面通りとっていいかは置いておくとして、キャンペーンが、10日間という短期間で終了という事態は、全く想定していなかったと述べている。SNSやメディアからの取り上げられ方が、想定外だったようだ。又、ユーザーが実利用をこれだけするとは、思っていなかったようだ。
中山社長は、成果として以下を挙げている。
- PayPayの名前の普及
一般層にも認知度が広まった - (このキャンペーンにより)使えるお店が増えること
キャンペーン開始後、店舗の問い合わせ増加 - PayPayを使うきっかけを(ユーザーに)与えられたこと
システム障害への反省点も。
そして、次の施策については、「今回のキャンペーンに集中していたので、全然考えていない」と。 嘘をつくなー。と言いたい(笑)
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まとめ
今回の100億円あげちゃうキャンペーンが終了したことは残念だったが、いずれにしても、このまま、はい終わりました。とはいかない。次のキャンペーンを打ってくる、その時のために、準備をしておきましょう。
出典:PayPay(株)、Yahoo!JAPAN