今月下旬から、グーグルのChatGPT対抗「対話型AI Bard(バード)」が、ようやく日本からも使えるようになった。(18歳以上の個人のグーグルアカウントで。) AIが、最もらしく答える文面に多くの間違いが含まれていることを前提として使ってください。
ChatGPTと同様、「質問」を入力するだけで使える。
今までは、VPNを使って、サービス提供対象国である米国やイギリスからのアクセスと見せかける必要があった。ようやく、普通の人でも使えるようになった。とは言え、ニュースでは、ChatGPTの話ばかりで、ほぼBardは蚊帳の外。
というのも、日本語で検索できないからだろう。しかし、ブラウザの翻訳を日本語にしておけば、質問だけ英語ですればいいのであんまり問題ないかも。英語の質問が難しいときは、ChatGPTで英語に翻訳してからBardに入れてもいい。ChatGPTとBardの比較もみていこう。(後半)
5月10日のGoogle I/Oイベントにて、Bardに関してもアップデートが発表されるようだ。日本語使えるようになりました。
始め方から、みていこう。ウェイトリスト登録する必要があるものの10分程で「使えるよ」というメールがくるので、すぐバードが使えます。
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目次
- 0.1 始め方、Googleサインインし、Join waitlistからウェイトリスト登録へ
- 0.2 最初のメールでWaitlist、10分で次のメールですぐに使える
- 0.3 早速、使ってみよう(その前に規約がでてくる)
- 1 利用規約とプライバシー(グーグル翻訳)
- 1.1 始める前に バードのアクティビティ(Bard activity)の設定
- 1.2 始めよう(Chromeで、日本語翻訳モードで表示)
- 1.3 他のドラフトをみてみる(3つ選べる)
- 1.4 サンプルの質問を押してみる(ググってボタンが登場)
- 1.5 Do you know the ChatGPT?
- 1.6 I am not feeling well today.
- 1.7 Please make me laugh.
- 1.8 BardとChatGPTとの比較(Bardの見解、事実に基づくものはBardを使ってと主張)
- 1.9 BardとChatGPTとの比較0 (使える言語、サポート、対応国)
- 1.10 BardとChatGPTとの比較1 (会話の保存)
- 1.11 BardとChatGPTとの比較2 (返答のバリエーション)
- 1.12 BardとChatGPTとの比較3(Google itボタン、マイクボタン)
始め方、Googleサインインし、Join waitlistからウェイトリスト登録へ
グーグルBardの公式ページ に行って、上記画面の右上からサインインしよう。(サインインしていれば、そのまま以下) 18歳以上の個人のグーグルアカウントで。
グーグルBardの公式ページ に行くと、上記のページへ。Join waitlistを押す。
グーグルアカウントで、入った状態にて、「Join waitlist」を押す。
すぐに、ウェイトリストに入る。
最初のメールでWaitlist、10分で次のメールですぐに使える
上記のメールで、「Take it for a spin」を押すか、
グーグルBardの公式ページ にいきます。
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早速、使ってみよう(その前に規約がでてくる)
利用規約とプライバシー(グーグル翻訳)
あなたのデータとBard
この通知と当社のプライバシー通知Bardがあなたのデータをどのように扱うかを説明してください。よくお読みください。Google アカウントにアクセスするデータを保護し、プライバシーを保護するための設定とツールにアクセスします。
Google LLC (Google) は、Bardの会話、関連する製品の使用情報、ユーザーがいる一般的な領域 (もっと詳しく知る)、およびあなたのフィードバック。Google はこのデータを使用して、Google の製品やサービス、機械学習技術 (Google Cloud などの Google のエンタープライズ プロダクトを含む) を提供、改善、開発します。
デフォルトでは、Google はこの情報をユーザーの Google アカウントに最大 18 か月間保存します。品質を高め、製品を改善するために、人間のレビュアーがバードの会話を読み、注釈を付け、処理します。このプロセスの一環として、お客様のプライバシーを保護するための措置を講じています。これには、レビュー担当者が会話を確認したり注釈を付けたりする前に、Bard との会話を Google アカウントから切断することが含まれます。Bardの会話には、あなたや他の人を特定できる情報を含めないでください。
会話を Google アカウントに保存せずに Bard を使用したい場合は、Bardアクティビティの保存を一時停止. プロンプトを確認したり、アカウントからBardの会話を削除したりできます。myactivity.google.com/product/bard. 人間のレビュー担当者によってレビューまたは注釈が付けられた Bard の会話は、Bard のアクティビティを削除しても削除されません。それらは個別に保持され、Google アカウントに接続されていないためです。代わりに、最大 3 年間保持されます。
Bard の仕組みと Google が Bard データをどのように使用するかについて詳しくは、Bard FAQをご覧ください。
知っておくべきこと
- Bardは、あなたの過去の会話とあなたがいる一般的な領域を使用して、最良の回答を提供します。
- Bard は実験的な技術であり、Google の見解を反映していない不正確または不適切な情報を提供する場合があります。
- Bard の回答を医学的、法律的、財政的、またはその他の専門的なアドバイスとして信頼しないでください。
- あなたのフィードバックBardをより良くするのに役立ちます。
利用規約
Bard の使用は、Google 利用規約そしてそのGenerative AI 追加利用規約.
Bardは実験です
Bardを試すときは、次のことを覚えておいてください。
Bardは常に正しいとは限りません
Bardは不正確または不適切な応答をする可能性があります。疑問がある場合は、「Google it」ボタンを使用して Bard の回答を確認してください。
Bard はあなたのフィードバックでより良くなります
応答を評価し、攻撃的または危険な可能性があるものをフラグしてください。
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始める前に バードのアクティビティ(Bard activity)の設定
左上を押して
英語だと。
ブラウザで、日本語翻訳すると、バードって「吟遊詩人」なんですね。以下、日本語翻訳しています。
Bardのアクティビティがオンになっているので、下の方の「記録されたアクティビティ」として赤で囲んでいるように、アクティビティが残ります。
保存させたくなければ、以下のように設定
始めよう(Chromeで、日本語翻訳モードで表示)
Chromeで日本語翻訳モードにしておけば、日本語で読める。しかし、日本語で質問すると、以下のように、東京の明日の天気すら教えてくれない。
Tell me the weather in Tokyo.と打ってみる。と今度は、東京の天気がでる。(といっても、Chromeで日本語翻訳にしてるから)
他のドラフトをみてみる(3つ選べる)
サンプルの質問を押してみる(ググってボタンが登場)
「ググって」ボタンがある。押すと、
このように、候補がでてくれました。
Do you know the ChatGPT?
Bardに、ChatGPTのことを聞いてみた。ChatGPTがコンピュータとのやり取りに革命を起こす可能性を秘めていると信じているとのこと。
I am not feeling well today.
Please make me laugh.
笑わせてといったところ、英語のジョークが、意味がわからない。(涙)
チャットGPTにも、私を笑わせてと言ってみた。
日本語なのでわかりやすい。さらに、「癒しを与えて」と言ってみたら
励ましてくれた。(ぐすん)
BardとChatGPTとの比較(Bardの見解、事実に基づくものはBardを使ってと主張)
Tell me the difference between Bard and ChatGPT. と聞いてみた。
Bard と ChatGPT はどちらも大規模な言語モデルであり、会話型 AI またはチャットボットとしても知られ、有益で包括的であるように訓練されています。ただし、2 つのモデルにはいくつかの重要な違いがあります。
- トレーニング データ: Bard は、書籍、記事、コード、その他の形式のテキストを含む、テキストとコードの膨大なデータセットでトレーニングされています。ChatGPT は、テキストとコードのデータセットでトレーニングされていますが、人間の会話のデータセットも含まれています。これは、Bard が事実に基づくクエリを理解して応答するのに優れているのに対して、ChatGPT は会話プロンプトを理解して応答するのに優れていることを意味します。
- 能力:吟遊詩人(Bardのこと)は、テキストを生成し、言語を翻訳し、さまざまな種類の創造的なコンテンツを作成し、有益な方法で質問に答えることができます。ChatGPT は、テキストを生成し、言語を翻訳し、有益な方法で質問に回答することもできます。ただし、ChatGPT は Bard ほどクリエイティブなコンテンツを生成するのは得意ではありません。
- 利用可能性: Bard は現在ベータ版であり、限られた数のユーザーのみが利用できます。ChatGPT は一般公開されています。
全体として、Bard と ChatGPT はどちらも、長所と短所が異なる強力な言語モデルです。Bard は事実に基づくクエリの理解と応答に優れていますが、ChatGPT は会話プロンプトの理解と応答に優れています。吟遊詩人は、創造的なコンテンツの生成にも優れています。事実に基づくクエリやクリエイティブなコンテンツ用の言語モデルが必要な場合は、Bard を選択することをお勧めします。会話プロンプト用の言語モデルが必要な場合は、ChatGPT を選択することをお勧めします。
上記は、Bardが、こたえた文面。では、ChatGPTに同じ質問をしてみよう。(ChatGPTは、2021年9月までのデータで学習されていて、定期的な更新はあるようだが、最近のことは知らないはず。)
大丈夫か。。おいおい。問いただしてみた。
え、だから、Bardは、、、、
BardとChatGPTとの比較0 (使える言語、サポート、対応国)
入力に日本語が使えるChatGPTに、軍配があがる。これは、言うまでもない。
ブラウザの翻訳を日本語にしておけば、質問だけ英語ですればいいが、そもそも日本語対応をうたっているChatGPTは、すごい。
英語で質問するのが難しいときは、英語に翻訳してからBardに入れてもいい。
BardとChatGPTとの比較1 (会話の保存)
ChatGPTの場合には、上記のように、「New chat」で別の新しい話をした場合に、それが残る。(最近、設定で履歴を消すことができるようになり、それをONにしていない場合)
その会話の続きをしたくなったら、それができる。Bardの場合は、保存しておきたい会話内容があった場合はどうするのだろうか?
現時点で、Bardには会話を残す機能は実装されていないようだ。
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BardとChatGPTとの比較2 (返答のバリエーション)
Bardに、特殊な能力をもった犬の話を作ってもらいました。
Bardだと、回答候補が3つでる。創作系やアイディアだしなどでは、複数候補がでてくるので選択肢が増えるだろう。
ChatGPTには無い機能と言える。(複数回聞き直すたり、色々なバリエーションで答えてもらうことはできるが)
draft1
確かに、これは特別な能力を持つ犬の話です。
むかしむかし、スパーキーという特別な能力を持った犬がいました。彼は他の動物と話すことができました。スパーキーはとても良い犬で、人を助けるのが大好きでした。ある日、スパーキーが公園を歩いていると、泣いている女の子を見つけました。少女は愛犬を亡くし、とても悲しんでいました。スパーキーは少女に近づき、彼女の顔をなめました。少女は泣き止み、スパーキーを見た。
draft2
むかしむかし、スパーキーという特別な能力を持った犬がいました。彼は未来を見ることができました。最初、スパーキーは自分の能力をどうしたらいいのかわからなかった。彼は人に自分が狂っていると思われたくないので、誰にも話すことを恐れていました。
draft3
むかしむかし、スパーキーという特別な能力を持った犬がいました。彼は他の動物と話すことができました。スパーキーは、困っている他の動物を助けるために自分の能力を使うのが大好きでした。ある日、スパーキーが森を歩いていると、迷子になったリスの赤ちゃんを見つけました。スパーキーはリスの赤ちゃんと話す能力を使って、リスが家族の元に戻る道を見つけるのを助けました。
BardとChatGPTとの比較3(Google itボタン、マイクボタン)
「Google it」ボタンによって、Google検索にとぶことができる。
グーグルサーチが、上記の検索キーで検索できるようになっている。
マイク入力が使えるようになっている。 (PCにて)
iPhoneのサファリ上では、マイク入力がでてきていない。(ちょっと調査不足)
主に、UI的な部分での違いについて述べてきたが、本質的な回答結果の差については、今後、考察していきたい。
出典:Google, OpenAI