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車を人型ロボット(ムサシ)が運転(東大) 自動運転のもう一つの形 介護介助もロボットが可能

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これがあったか。考えれば、当たり前なんだが、自動運転というのは、車が自動で走るから自動運転なんだという思い込み。今回の事例は、普通の車を、ロボットが運転することによる「自動運転」、まさに自動運転の別の形だ。

愛知県豊田市にて、16日、身長160センチ、体重50キログラムのムサシが、わずか20メートルの距離だが、自動運転を披露。小学生たちが、興味津々で見守っていた。

 

人型ロボットが、ハンドルを簡単に操作し、前進する。

 

ヒューマノイドロボット、ムサシが、アクセルペダルを操作し前進します。

 

人がいれば認識して、自動停止する。(目に搭載によるカメラで人を認識) ぎょろっと、見る目はリアル。

 

将来的には、介護ロボット+自動運転ロボットをめざす?

研究チームの東京大学情報システム工学研究室の浅野悠紀(助教)氏は、(ロボットが、現在の車に対応できれば)環境に変化を加えることなく使っていけるのが人型の良さ、今後、不確定な事が起きた時に対応していけるロボットにしていきたい。と述べられています。

現在の車(自動車)は、人間が運転することを想定として作られている。その人間が、ロボットに置き換わる。ロボット運転手によって、運転される車。まだ、研究室レベル(東大)で、車メーカー、IT、シェアリング業界が大競争している自動運転車の世界からみたら、よちよち歩きのレベルだが、こういう試みは、大変重要だ。

人型ロボットが、なぜ人型でなければいけないかは、現在の人間社会において、あらゆる構造物(住宅、ビル、駅、インフラ全て)が人間の背丈や習慣、特徴に基づいてつくられており、そこにロボットを適用させようとするから、人型になるわけである。また、他のタイプのロボットと違い、人間と同じような形のロボットに愛着がある(特に日本か)というのもある。あまりにも、リアルになりすぎると、気持ち悪いという人がいるが。

東京大学情報システム工学研究室の浅野悠紀(助教)氏は、ロボットが運転者であれば、将来的に介護の分野で車に乗り降りする際の介助も想定にいれているようだ。介護ロボット+自動運転ロボットというわけだ。今後に期待したい。頑張って!!

 

出所:
朝日新聞(人型ロボット「ムサシ」、車も運転できるよ 東大が披露)
撮影・戸村登さん

 

以下、最近気になる2つのニュースも、自動運転に関係するので書いてみたい。

早期実現が、自動運転に求められている(多発するバス運転手の運転中の意識停止)

先日、三重県紀北町を運転中の観光バス運転手(46歳)が意識を失い、その状態で1キロメートルほど走った事案が発生した。運転手のうめき声を聞いた乗客の判断で、バスを壁にぶつけて、減速させながら停止。幸い、けが人はなかった。運営会社の静岡県浜松市のラビット急行によると、今朝の運転手の健康チェックでは問題なかったとのこと。今後、こうしたことが起きないように再発防止策を検討していくとのこと。(どうやって、再発を防止するのか??)

バス運転手の運転中の意識を失う事案は、多発している。

国土交通省によると、おととしまでの5年間に60件発生。脳や心臓の病気が原因のケースが多いとのこと。

根本的解決としては、やはり自動運転以外にないだろう。早期実現が求められる。

 

航空パイロットの飲酒問題(JAL,ANA,スカイマーク)

最近、続けざまに起こっている、航空パイロットの飲酒問題、これは、どちらかというと、モラルの問題だが。

メディア各社は、アルコール検査(飲酒検査方法)を改善する必要性、そのアルコール検査の実施方法について言及しているが。
(息を吹きかけるタイプから、息を吸い込むタイプへの変更など、精度の高い感知器への切り替え)そういう問題なのだろうか?

JALの件で言えば、今回の大量のアルコールを飲んだパイロットに気づいたのは(アルコール検査をすりぬけたあと)、機内に向かうバスの運転手がにおいに気づき逮捕。 やっぱり、バスの運転手なら、いつも、パイロットを運んでいるんだから?、気づく(人間力だ。)そもそも、その前の段階で、検査機うんぬんではなく、そもそも臭いで気づかなかったのか? 検査なのだから、人間が呼気を感じる(人の嗅覚ではだめなのか?) そもそも、真面目に検査して(パイロットがズルするということを認識していたか?)等、色々、疑問に思う。

パイロットは飛行機をコントロールする前に、自分をコントロールできなければならない。
また、国際線のパイロットは時差との戦いだそうで、時差の問題でなかなか眠りにつけずに、アルコールが全くだめということにすると、ストレス・睡眠不足につながる可能性があり、基準を策定するにしても人間の生理現象、心理的なものに配慮した基準を作る必要があるとの意見もある。

そもそも論は、人間が運転しているから起きる現象だ。飛行機は、ほぼ全て、完全運転できるようになっているが、最終的に、それを使うかどうかは人間であるパイロットが判断するし、世の中の大半の人は、人間による操作(今のパイロットが操縦する)を望んでいる。人間の物理的弱さの反面、臨機応変に対応できる能力が求められている。やはり、飛行機の完全自動運転(パイロット無し)ということは、今、現在は容認されない。時が経てば、変わってくるかもしれないが、当分先の話だろう。

 

アルコール検査器で、吹きかけ方式(肺の奥からとれない、すり抜けがしやすい?)を採用している航空会社は
エアアジア・ジャパン、ソラシドエア、スカイマーク、スターフライヤー、バニラ・エア、ピーチ

ストロー式(息を吸い込む)
JAL(切り替え中)、ANA(切り替え中)、日本エアコミューター

 

乗務開始までの飲酒制限時間は、それぞれ違う。
JAL(24時間前)
ANA,エア・ドゥ、日本エアコミューター、スカイマーク、スターフライヤー、バニラ・エア(12時間前)
ジェットスター、ソラシドエラー、ピーチ、エアアジア・ジャパン(8時間前)

飲酒検査方法は、バラバラ
エア・ドゥ「地上スタッフがにおい、顔色などで疑問に思った場合、パイロットの了解のもと機器を使って呼気を調べる」
ジェットスター「同乗するパイロット同士での対面確認を行い運航管理者に報告している」

国土交通省は、新しい数値基準の設定や、機器によるアルコールチェックの義務付けを検討中。

根本的な解決は、パイロットがAIになることといったら、怒られてしまうだろうか。

 

 

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