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自動運転車の雄 日産自動車 カルロス・ゴーン代表取締役会長 逮捕 金融商品取引法違反 報酬50億円過少記載の疑い

投稿日:2018年11月19日 更新日:

11/19(月) 18時頃、日産ゴーン会長に逮捕状の一報がでた。そして、19時過ぎ、逮捕が報じられる。東京地検特捜部は、日産本社への捜索もはじめた。金融商品取引法違反、有価証券報告書の虚偽記載(過少に記載)の疑いだ。衝撃が走った。

日産側が、カルロス・ゴーン氏の会長と代表取締役の解任を取締役会に提案すると発表。
日産側も、内部通報をうけ内部調査を進めており、東京地検特捜部と事前にタイミングをみていたと思われる。本日、夜、横浜市の日産本社で記者会見予定だ。
(このような事件が、今まで、どこにもリークされてこなかったのは、かなり不思議だ。)

このニュースを聞いて、私は非常に残念な気持ちになった。日産自動車は、いち早く、自動車の自動運転に名乗りをあげ、ゴーン氏自ら率先して、完全自動運転への道を切り開いてきた日本のトップランナーと思っていたからだ。数年前だったか東京モーターショーに行った際、自動運転車を積極的にアピールしていたのは、ダントツで同社、日産だ。他の車メーカーは、全面的には自動運転をデモしていなかったと記憶している。その中で、光輝いていた日産を思い出す。確か、2020年に、商用自動車で一番最初に 世の中に自動運転の量産車をだすといったことを宣言していた。その日産を率いてきたゴーン氏が、今回のようなことで、逮捕されるのは、ゴーン氏のみならず、日産、ルノーを直撃しかねない。

もはや、自動運転は世界の時流となった今、この事件が、自動運転の開発競争に影響を与えるとは思わないが、日本で一番のりを最初に宣言した日産(ゴーン氏)が、影響を受けたことに、驚きを隠せない。

 

書ききれなかった点もありますが、速報ベースで読んでいただければと思います。記者会見。

記者会見(11月19日(月)22時から23時半まで) 冒頭、西川CEO会見後、記者から質問

西川(さいかわ)CEOが会見へ。

本日、夕刻プレスリリースでお伝えした通り、当社の代表取締役会長のカルロス・ゴーンについて、社内調査の結果、本人の主導による不正行為、大きく3点

開示される自らの報酬を少なくするため、実際の報酬額よりも減額した金額を有価証券報告書に記載した不正行為

目的を偽って、私的な目的で当社の投資資金を支出した不正行為

私的な目的で当社の経費を支出したなどの不正行為

今日は、細かくは言えないが、会社としては断じて容認できる内容ではない。先生(弁護士)から、重大な不正行為であると判断いただき、解任を決断した。

正式には、22日(木曜日)に、代表権、会長職を解くことを提案して承認する取締役会を招集する。
同時に、本事案の首謀とも判断されるグレッグケリーの代表権も解く予定。  
二人は、逮捕されているとの理解をしている。捜査との関係で、話せる内容には限界がある。(捜査中)

内部通報により調査したところ、上記3点の問題が発覚。両名(カルロス・ゴーン、グレッグケリー)の主導による重大不正の事実に至った。当社として、検察に対して全面協力して今までやってきました。捜査の進展は、申し上げられないが、その結果、本日の両名の逮捕に至った。

会社として、株主の皆様、関係者の皆様に、大変申し訳ございません。

ガバナンスの重大な問題(猛省すべき)。

カルロス・ゴーンの日産という今までのものが、長年支えてきてくれた人々の信頼を裏切ることになり大変申し訳ないと思う。

もちろん、世界各国の従業員、販売会社の従業員に不安な思いをさせ申し訳なく思っている。

残念という言葉ではなく、はるかに超えて強い憤り、私としては落胆ということをつよくおぼえております。

今、従業員に対して、(世界含め)出せる情報も、いまマスコミに出している情報以上には出せない。

まず、社内の動揺をなるべく安定させて、お取引様等としっかりやっていく。

西川(私の)氏、在任中は、将来にむけ、今まで通りしっかりやっていく。

今後の進め方として、ルノー以外の、純粋な社外取締役2名(独立した)を中心に、独立した第3者委員会を作って、やっていきたい。

今後、取締役構成に問題があれば直して断行していく。

また、同様に3社(日産、ルノー、三菱自動車のアライアンスパートナー)に関して、特にルノーへの影響が大きいと思うが、重大な不正の除去(カルロス・ゴーン氏等)をすすめるので、日産、ルノー、三菱自動車の関係は問題ない。 

将来に向けては、極端な一人に頼るのではなく、見直しのきっかけになる。

ルノーのトップ(日産の43%の株をもっている)が、日産を支配する構造が、一つの誘因。

ゴーン統治の負の資産を修正し(一人の力に集中しすぎた問題点)、一方、今までの19年間の社員の努力の結晶を 本事案で、無にしたくはない。

事業については、いうべき場所ではないが、事業運営についても、手をうっていきたい。と考えている。

私からは、これまで。

 

記者から質問

・今日のゴーン会長の動きについて、本日、帰国した?

今日、東京の方に到着ということ

・こうした重大な会見に西川氏のみ(弁護士など専門家が同席しない)のはなぜ?  日産を愛している(ファン)方へのコメントは?

並行して、捜査が進んでいますので、言えないことが多い。だが、本日は、私の言葉で、まずはお伝えしたいということで極力早く、こういう場をつくりたいということで、こういうことになった。 

もちろん、今後にひらく、ちゃんとした会見では、専門家がでてきます。 本日は、私がまず。

日産のファンに対しては、大変申し訳ない気持ちでいっぱいであります。ガバナンスに対して、猛省する。一人の大きなトップがいても、うまくいってるところはいるので、それを言ってはならないが、一人のトップの存在(ゴーン氏)が大きかった。。

・内部通報が、いつ頃あって、どうやってきたか?

現時点では、ノーコメント(いずれ、タイミングをみて、報告します。)

・不正に資金を流用、不正な経費の話は何?

投資資金の不正使用。 3つ目は、会社の経費の不正費用

 

・今回の二人だけか?問題あるのは?   他の役員の反応は、現状どう思っているのか?

今のところ、この二人だけ。

役員が、知らされたのはついさきほど。 秘匿性のあるものであったため。

取引先、従業員に対して、不安の解消を役員がリードすることと、捜査の協力をすることを申し合わせた。

 

・御社のリリースでは、私的流用が書かれているが、 捜査では、金商法でだが?

社内の調査の中で、刑事罰の判断については、私はできません。 3つのどれをとってみても、解任に値するものと考えている。 弁護士の先生(専門家)に意見をもらい、3つの点で解任しようと思っている。

これが、捜査の対象として、刑事事件かどうかは、わからないが(私的流用部分)、解任に値する。

・解任を決めたのはいつ?

私が事案をみて、社内調査がまとまった段階で、決めました。(いつかは、今の段階で言えない)

 

・今回の不正は、23年以降 から書いてあるが(時効の関係で)その前からでは?

・長期にわたってという話であるか?

はい、長期にわたる。

 

・ゴーン氏の日本での納税は?源泉徴収

私は、そう思っているが、、のちほど、発言訂正をするかもしれない。。

 

・会社として、告発(株主に代わって)する気は?

今日は、お答えできませんが、それに値する事案であることであると思う。今、言えない。

 

・100億くらいのうち50億は、消えちゃっている、日産の帳簿上どうなっているのか?

内容的には、確認している部分はあるが、検察に情報だしてるが、、今は、答えられない。

 

・どういった経緯で、権力の集中と崩壊(クーデター)がおきたか? ケリーさんはどういう立場の人か?

クーデターとおっしゃられましたが、事実をみれば、 内部調査の結果、  問題の除去であって、

そのような権力からのクーデターという見方はされないほうがいいと思います。

権力の形成に関しては、長い間をかけて、、、作られてきたと思う。  日産とルノーの両方を統括してきた部分もあると思う。(軽々にはいえない)

ケリー氏は、ゴーン氏の権力を背景にもって、かなりの権力をふるってきた。というのが実感。

 

・木曜か? 解任の役員招集

招集してから2日なので、木曜日です。

 

・この件を知っていた人間は、西川氏以外。

数名の単位と思っていただければ。

 

・ゴーンさんは、コストカットをやってきた カリスマか?暴君か?      粉飾決算にはあたらないのか?

2点目から、粉飾ではなく、記載されているべきものが記載されていない、というもので、瑕疵をみとめなければならないものだ。

カリスマか?暴君か? については、初期については、大きな改革を実施したというのは紛れもない事実だと思う、そのあとには、功罪両方あるかなという実感である。積み上げてきたもの全部を否定することはできません。 ゴーン氏トリガーで、実行してきたことであっても、従業員、および取引先とが頑張ってやってきたものだ。

最近のゴーン氏をみると、弊害の部分も感じる点があった。

 

・どのような弊害がでて、どのような進言をしたのか?

ゴーン氏に入ってきた、情報がだんだん限られてきた中で、実務的に、問題になった部分があったというのが実感。

 

・グレッグ・ケリーは、代表取締役というだけで執行はない。具体的に何をしていた教えてほしい。 日産ブランドへの影響、3社アライアンスへの問題を

彼の役割、経歴については、だせると思うが、  執行役で、 アライアンスの関係で  幅広いところで(ゴーン側近として動いてきたので、)

近年は、ゴーン氏のサポート、アドバイスのみだったので、影響力は落ちてきていたのかな。と。

販売への影響、お客様からの見方は、お客様がきめるべきもの。 日産=ゴーンと 思われるかもしれないが、日産インテリジェントモビリティーというのは今の経営陣で決めてきたものです。影響がないとは思えないが、頑張っていきたい。

3社へのパートナーシップへの影響はない。取締役会同士が、十分議論して決めていく。 アライアンスとして、日々、今まで通りやっていく。 

ルノーはこれから、ルノーの取締役会で決めていくと思う。

 

・他の人は?インボルブしてないのか?

捜査の進展をみていただき、いずれ話したい。

 

・ゴーンさんの高額な報酬に対しては、正当と思ってるか? 権力の集中を許した、相互監視できなかった点は?

私が、報酬に対してはコメントする立場ではないが、日本の企業だから、欧米だからというのは、是正されていくと(私見)思う。額はともかくとして。本来の価値と、パフォーマンスに応じたものに是正されるべきだと思う。

 

・特捜部との司法取引はされているか? 社長の責任は?(頭を下げるシーンはなかったと思うが)

最初の部分は、ノーコメント。

今日、早いタイミングで、私が、今どんな風に感じているかをストレートにみせたかった。

やるべきことが、山積しているので、とにかく今は、それを先に進めるのが先だと思っている。

あたらめて(責任については)、考える。

 

・どういう反応か?ルノー、三菱は。  仮にルノーで解雇しないということになることはあるのか?

一報は、申し上げたが。このあと、各取締役会で話される。仮定の話には 答えられない。

 

・ゴーン氏から、(聞き取れず。)   ゴーン氏からケリー氏に言っていたことなのか?

2点目は、今はいえない。捜査当局が判断される。二人が首謀であることは間違いない。

1点目も、申し上げられない。

 

・後任の人事と、これだけの不正が見抜けなかったのか?

ある部分、会社の中の仕組みが、形骸化をしていたか、透明性が低い。 ガバナンスの問題(権力集中)で、

ルノーの存在が、日産の43%の株主、日産としての議長 であった点。

 

・誰も知ってたが、言えなかったというわけではないのか?

そういうわけではない。

 

・ゴーン体制移行、ホームマーケット(日本)の軽視は?

今現在、日本で軽視していることはない。 インテリジェントモビリティーは評価いただいていると思っている。日本での価値は、海外への波及効果もある。

ある時期、日本への訴求ができなかったあった事実はある。

 

・統括会社ルノー日産に関して、

ルノーへの取締役会には、一報をしただけですので、これから。

 

・当面の運営体制について教えてください。スケジュール感で?

木曜日の取締役会ではかっていきたい。第3社委員会の件と、今後スケジュールをだす。

(どの段階で、 総会を招集して、、とかある)

スピード感をもってやる。

・ゴーンさんからの弁明は? 動機は?

わかりません。 ノーコメント

・今回の件を食い止めることができなかったのはなぜ?

私も、もう少し考えてみたいと思う。人も入れ替わり、そういう形が出来上がっていった。振り返ると2005年ルノーと日産のCEOを兼務するというとき、ゴーン氏が今までやってきてくれたので、ルノーCEOを兼務するときが、転機だったのではないかな。残念だが、我々も、その弊害が(未来が)読めなかった。今ふりかえると、そう思う。

・事実関係の確認(内部確認) 社内への通知か? 内部から、検察か?

社内への通知です。

遅くにすいません。なかなか、お答えできない部分が多くもうしわけありませんでした。

記者会見終了。

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