完全自動運転の今として、世界の強豪と日本を見ていこう。
といっても、待って欲しい。実は、自動車メーカー同士の争いではないのだ。「自動車メーカー+IT業界」の チーム戦なのだ。あるいは、IT業界 VS 旧自動車メーカー という構図も入り、どこも覇権をとろうと必死な状態である。さらにライドシェア(相乗り)企業との戦略的提携も。
トヨタから見ていきましょうか。
■トヨタ
エリアを限定しての完全自動走行「レベル4」ができる。2020年代前半?
自動運転のAIで「トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント」新会社設立。
ライドシェア大手「グラブ」に1100億円出資、ウーバーに出資
■GM(米) + ソフトバンク(日本)
GMは、2018年1月12日、2019年に完全自動運転車を実用化すると発表済み。
量産モデルでは、世界最速になる可能性もある。
「レベル4」(特定の場所や一定の速度などの条件下で人が運転に関与せず、自律的に目的地まで走行)である。
無人タクシー(ライドシェアサービス)としての利用から開始予定(ソフトバンクと組めば、ソフトバンク出資先のライドシェア大手、米ウーバー、中国DiDi、東南アジアのグラブ等で使える。)
車内にハンドルやペダルは無し。
ソフトバンクビジョン・ファンドから、約2500億円の投資を受ける。(正確には、GM傘下の自動運転技術開発会社 GMクルーズホールディングス)
GMは、ライドシェアのリフトに550億円出資
■2021年頃までに量産化
フォード(米)
BMW(独)
ボルボ(スウェーデン)
■ IT企業
グーグル、アップル
■ テスラ