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日本版GPS衛星「みちびき」運用開始 車の自動運転も期待

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内閣府宇宙開発戦略推進事務局より、準天頂衛星システム「みちびき」によるサービスを、11月1日より開始いたしましたので、お知らせします。とのこと。
いよいよこの日が来た、日本版GPS運用開始、「みちびき」、いったい何年かかるの?と待ちに待ったが、実にいいタイミングといえば、そう、自動運転技術(テクノロジー)の進化と時を同じくして、やってきました。(センチメートル級の高い精度が、自動運転には不可欠)

自動運転技術(AI) + 日本版GPS「みちびき」+5G(通信)により、完全自動運転への道が切り開かれる。

本日は、記念式典が開かれた。安倍首相、宇宙飛行士の山崎直子さんも出席。
「みちびき」が私達の暮らしにどれだけの変化をもたらすか、皆さんとともにワクワクしながら見守っていきたいと思います。(安倍首相)

 

日本版GPS衛星「みちびき」とは? 補強信号により、高い精度実現

アメリカが作ったGPS(Global Positioning System)の日本版。GPSとは、人工衛星による信号を受信することにより地上の位置・時刻を知る技術。カーナビ、スマホなどのナビゲーション(位置情報)が有名だが、それは一例にすぎず、人間生活に不可欠な技術だ。

日本の天頂付近を通ることから、その名前がついた準天頂衛星みちびきは、8の字軌道を描きながら、GPSだけでは得られない高い精度と安定性を実現。真上付近にあるみちびきは、GPS衛星からの電波がさえぎられる場面でも電波を受信することができるため、途切れることのない測位を可能にします。GPSと互換性を持つ。

又、みちびきから配信される独自の補強信号を利用することで、メートルレベルや、より高精度なセンチメートルレベルの測位も実現します。災害時における避難情報の配信や、みちびきを経由して被災者情報を伝達することも可能になります。衛星測位のサービス環境を劇的に進化させる準天頂衛星みちびきは、さまざまな分野での活用が期待されています。

 

みちびきの歴史 いつから使える? 2018年11月1日

  • 2006年、世界初のセンチメートル(cm)級の測位衛星開発を開始。
  • 2010年9月、「みちびき」初号機打ち上げ
  • 2011年9月、閣議決定し国家プロジェクトに。(当初4機、その後7機体制)
  • 2017年、2、3、4号機の打ち上げに成功し、4機体制に。
  • 本日、2018年11月1日 サービス開始
    (12年の歳月をかけ、センチメートル級測位を実現)

自動車分野、農業分野、船舶海洋分野、物流分野、建機・工機分野、防災分野への活用が期待されている。

 

みちびきの活用例(車の自動運転)

 

  • 三菱電機において、「みちびき」の高精度測位情報を活用した自動運転技術を開発中。
  •  前方および後側方を監視するミリ波レーダ、前方監視カメラなどの周辺センシング技術「自律型走行技術」と、「みちびき」のcm級測位と高精度3次元地図を活用した「インフラ型走行技術」を組合せ。
  • 濃霧や雪道など視認性が悪い環境下においても、「みちびき」を活用した「インフラ型走行技術」により、高い安全性と快適性を両立した自動運転を実現。
  •  内閣府・SIP「自動走行システム」の大規模実証実験に参画する他、実用化に向け、高速道・公道での実証実験を実施中。

実験では、みちびきの信号を元に、2.6m(メートル)の幅に並べたポールの間をぶつからずに走行ができることが確認された。(これまでのGPSではできなかった。)

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