VRの今は、どんな感じなのか? テクノロジーの進化のパターンとして、アミューズメント用途や業務用途から進化するパターンがあるが、VRもその道をたどるのか? 個人的には、VRの順当な発展を望んでいる。また、現実世界の映像にデジタル画像をオーバーラップした技術など、色々な進化を期待したい。では、アミューズメント用途を見てみよう。
PlayStation VRは、2016年10月に発売され、早くも、2年近くたとうとしているが、果たして、今はどうなっているのだろうか。発売当初は、初回生産台数が非常に少なかったため、品切れが続いていたが、今は、量販店でも普通に手に入る。売れ行きを聞いてみたが、普通にコンスタントに売れているとのこと。ただ、店頭でのディスプレイされる場所などをみると、それほど、メインストリームをとれていないようにも思える。買いたい人は一定数いて、安定的に売れているが皆に売れる商品ではないということだろう。
価格も、発売当初より、何回か下げられて、34980円(税別)まできている。
VR用のソフト売り場、ひっそりと置かれている。 店員さんに聞いたところ、ダウンロード版で、2000円程度のゲームが多く、ダウンロード経由での購入も多いとのこと。そのためもあってか、ひっそり置かれているのか? 一般層が買っているとは、正直思えない。
Wikipediaでの説明も、非常に少ない。。
価格の問題もあるだろうし、マーケティングの問題もあるだろうし、VR酔いやら、キラーコンテンツの問題もあるだろう。(VR酔いは、別途考察したい。)
やはり、ヘッドマウントディスプレイを常時つけてゲームをするという行為は敷居が高い。また、複数人で同時に遊ぶ(お互いの顔をみながら)用途では通常使われない。
次に、その他のVRのアミューズメント利用はどうだろうか?
VR専用のアミューズメント施設も多数でてきた。
イオンモールを中心に、VR ZONE 結構な数、できてきたと思われる。
猛暑の今、室内での利用はいいのかもしれない。だが、ブームになっているという状況でもない。
USJなどのアミューズメントパークでもVRは使われている。
これは、今年また復活したアトラクションだが、自分も乗ってきたが、没入感がすごかった。ヘッドマウントディスプレイをかぶった状態でのジェットコースターで、映像とジェットコースターの昇り下りをうまくあわせて、臨場感をだしているのだが、確かに、没入感という意味ではすごかった。右や左に頭を動かせば、その方向の映像がみえ、使徒とエヴァの戦いの臨場感を味わえる。 よくある3Dメガネをかけさせられて、劇場で、飛び出す画像をみるアトラクションよりは、各段に臨場感は上だ。 この分野での利用は、今後も伸びるだろう。
・マイクロソフトのホロレンズ
マイクロソフトの本気度を感じる。産業用途の生産革命を起こそうとしている感じか。生産の現場をはじめあらゆる産業用途に今後普及していくことを望む。
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