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日産が軽自動車初の自動運転車、日産・ルノーが中国に自動運転技術のための開発拠点、NTTドコモと「Invisible-to-Visible」技術の5G走行実証実験

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日産自動車といえば、何かと話題だが、自動運転においては以前より力をいれていた。ゴーン氏の件で、自動運転技術の開発が遅れては困る。日産自動車を応援したい。そこで、最近の日産の自動運転に関するニュースを追ってみた。

1つ目が、日産自動車と三菱自動車は、共同開発した新型の軽自動車を発表。およそ6年ぶりの全面刷新。エンジンという基幹パーツをルノーが開発した、いわば、3社連合の賜物。軽自動車初の自動運転車の発表となった。

2つ目は、日産自動車は、フランスのルノーと共同で、中国の上海に、研究開発拠点を設立すると発表した。自動運転や電気自動車、コネクテッドカー(つながる車)に関する技術を研究、開発し、両社が世界で販売する車に搭載。日産とルノーは2022年までに電気自動車を12車種発売し、40車種に自動運転技術を搭載する模様だ。

そして、3つ目は、日産自動車とドコモ(5G)の取り組みを紹介。

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日産、三菱自動車、ルノーの3社連合による軽自動車初の自動運転 「日産デイズ」、三菱自動車「eKクロス」、「eKワゴン」

日産が、ゴーン氏逮捕後に初めて開いた新車発表会。「日産デイズ」

「技術の日産」が魂をこめて 新型 日産デイズを開発した。いよいよ、軽自動車にも自動運転の時代が到来する。と発表。
とはいっても、まだ運転支援機能「プロパイロット」を軽自動車として初搭載したレベルだ。しかし、軽自動車に入ったのは大きい。日産は、よくやったー。この一歩は大きな一歩です。

運転支援機能「プロパイロット」は、高速道路の同一車線内で前の車と一定の距離を保ち走行、前の車が止まると自動でブレーキをかけるもの。

私どもの約60年にわたる軽自動車づくりのノウハウと日産の先進技術を融合して作り上げた新世代の軽ワゴンとして両者の強みを生かし高い商品力を実現していると、三菱自動車の益子氏が、三菱自動車「eKクロス」、「eKワゴン」を発表。

三菱自動車でも、運転支援機能「マイパイロット」という名前として、搭載。

 軽自動車初「プロパイロット」を搭載
「セレナ」や「日産リーフ」、「エクストレイル」などに搭載している、プロパイロットを、軽自動車に初めて搭載しました。
高速道路でドライバーが負担を感じる渋滞走行や、長時間の巡航走行、といった2大ストレスシーンにおいて、アクセル、ブレーキ、ステアリングをクルマ側で支援することで、 ドライバーの負担を少なくし、軽自動車でのロングドライブを、もっと身近で気軽なものにしてくれます。
渋滞中は、前方車との車間距離を制御し、停止中も停止状態を保持します。また、車線内を走行するようにステアリングを制御し、運転操作の負担を軽減します。
長時間の巡航走行では、セット車速を上限に、加減速に合わせて車速を調整します。車線内を走行するようにステアリング操作をサポートし、運転操作の負担を軽減します。

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アライアンス、中国に共同研究開発拠点を設立し、ニューモビリティ向けの技術開発を加速

  • ルノー、日産自動車は共同で中国・上海に新しい研究開発拠点を設立。米国・シリコンバレー、イスラエル・テルアビブにある他の共同イノベーション拠点の活動を補完
  • 自動運転、電気自動車、コネクテッドカー向けの技術開発に焦点
  • 現地の新興企業、パートナー企業とのオープンイノベーションを促進
  • 開発した技術はグローバルに活用

ルノー、日産自動車は、2019年4月12日中国・上海に研究開発を担う新しい合弁会社「アライアンス研究開発(上海)有限公司(通称:アライアンス イノベーション ラボ 上海)」を設立したと発表しました。この新会社はルノー、日産自動車がそれぞれ50%ずつ出資して設立したもので、自動運転、電気自動車、コネクテッドカーに重点を置いた研究開発を行います。開発した技術は、中国および世界で販売されているルノー、日産自動車の車両への搭載が検討されます。

アライアンスで研究・先行技術開発を担当する専務執行役員の浅見孝雄氏は、「中国は世界最大の自動車市場であるだけでなく、将来のモビリティの姿を変える新技術においても最先端に位置しています。2018年、ルノー・日産自動車・三菱自動車は中国で最も多くの車両を販売しており、発展を続けるこの市場にアライアンスとして拠点を持つことは戦略上、大変重要だと考えています。ここで得られた知見・技術は中国国内に限らず、グローバルに活用することで、中期計画『アライアンス2022』で掲げた目標達成に貢献してきます。」と述べました。

また、同拠点の責任者を務めるアライアンス グローバル ダイレクターの小林健樹氏は、「上海は自動車関連技術だけでなく、幅広い産業にとって、中国における主要なイノベーション拠点の一つとなっています。上海および中国全土から集まった幅広い専門知識を持った人材の力を結集することで、業界の枠を超えたオープンイノベーションを積極的に推進し、アライアンス各社のビジネスを後押しする技術を迅速に開発することが可能となると考えています。」と述べました。

中期計画「アライアンス2022」では、2022年までにグローバルで12車種の新型ゼロ・エミッションEVを発売し、異なるレベルの自動運転技術を40車種に搭載するほか、90%以上の車両をコネクテッドカーにする予定です。また、無人運転車の配車サービス等、新たなモビリティサービスの提供も計画に含まれています。

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NTTドコモと「Invisible-to-Visible」技術の5G走行実証実験

日産自動車株式会社と株式会社NTTドコモは、第5世代移動通信方式を用いて、「Invisible-to-Visible(以下、I2V)」技術を走行中の車両で活用する実証実験を開始した。

日産は、リアル(現実)とバーチャル(仮想)の世界を融合し、ドライバーが「見えないものを可視化」する「I2V」を「ニッサン インテリジェント モビリティ」を体現する未来のコネクテッドカー技術の一つとして研究開発を進めています。「I2V」は車内外のセンサーが収集した情報とクラウド上のデータを統合することで、クルマの前方や建物の裏側、カーブの先の状況など通常では見えないものをドライバーの視野に映し出します

また、「I2V」は人々がVR(仮想現実)によって思い思いの姿に変身したアバターとして活動する仮想世界のメタバースにつながります。「I2V」はメタバースを介して様々なスキルや知識を持った人々や遠隔地にいる知人や家族と現実世界のクルマとをマッチングし、AR(拡張現実)によって車室内に3Dアバターとして登場させます。これにより、メタバースの人々と現実世界の人とが実際に同乗しているかのような存在感を感じながら、これまでにないドライブ体験を共有することができます。

今はやりのVチューバー、萌え、5Gの要素が盛りだくさんという感じです。

本実証実験は、車内のユーザーと遠隔地にいるユーザーが、互いにリアルな存在感や同乗感覚を得るために必要な情報提供方法(ユーザーインタフェース)やインタラクティブなコミュニケーションの有用性などを評価、確認します。また、車外から車内へのアバターの伝送、および、車内の状況を車外で確認する俯瞰映像の伝送をリアルタイムで行うため、ドコモの「高速大容量」「低遅延」な通信品質を実現する5G通信を活用します。

なお、本実証実験は日産のテストコース「グランドライブ」(横須賀市夏島町)にて実施され、日産の「NV350キャラバン」をベースとした実験車両からドコモの5G通信によってメタバースへ接続し、「グランドライブ」内の離れた場所に実在するユーザーを3Dアバターとして走行中の車内に出現させ、車内のユーザーと会話しながら様々な情報提供を行います。

今後も両社は、「I2V」の様々な利用シーンを想定した実証実験を共同で実施し、これまでにない新しいコネクテッドカー体験をお客さまに提供する技術の研究開発を推進していきます。

メタバースとは、インターネット上に構築された、人々が様々な方法や形態で自由に交流できる仮想世界。AR/VR/MR/XRなどの技術を用いることで、メタバースはデジタルの世界と現実世界(リアル・ワールド)をつなぐことを可能とする

日産自動車ニュースルーム

出典:日産自動車、三菱自動車、ドコモ

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