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ソフトバンク株式会社 上場記者会見IPO 大規模通信障害(詳細)謝罪、今後の対応 配当性向85% ファーウェイ PayPay(ぺいぺい、ペイペイ)

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ソフトバンク株式会社 上場記者会見(2018年12月19日)、孫正義がでない、ソフトバンクの会見。ソフトバンク(通信会社が独り立ち)したということをはっきり示した。(上場のセレモニーにも、孫さんが出てこなかったのが印象的)すでに、ソフトバンクグループは、持ち株会社として、世界中のAI関連企業にソフトバンクビジョン及び、ソフトバンクグループ単独で投資をしまくっている。
ソフトバンク=孫正義というイメージでは語れない規模に成長したのだろう。記者会見中、宮川氏が、説明していた中にファーウェイ社のテクノロジーの凄さがでてくる。そこもみものだった。また、報道メディアがソフトバンクが、ファーウェイを使わない方針と報道していた件も、事実とことなる点も注目だ。まだ、決定していない。

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目次

ソフトバンク(SB)上場(IPO)、難局の中で。株価公募価格割れ、公開価格1500円を大きく割り込む

新規上場(IPO)の中で、史上最大(約2兆6000億円)を市場調達した。株価は、初日、公開価格の1500円を大きく割り込んだ。終値は1282円。その後、やや値を戻したが、それでも、1316円(21日終値) 時価総額、約6兆3000億円。政府からの値下げ要請、中国のファーウェイに関する問題、そして大規模通信障害や、世界経済の見通しにおけるファンダメンタルの要因等、悪いニュースがこれでもかと襲う中の船出となった。逆境に強い、ソフトバンクにとっては、のぞむところだろう。今までの同社の歴史が、それを示している。

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孫正義(そん まさよし)のいない、ソフトバンク上場記者会見 宮宮コンビが行う

それでは、ソフトバンク(通信会社)の記念すべき、独り立ちの記者会見の中身を見ていこう。
孫正義が、いま自分に何かが起こったら、ソフトバンク(グループ)を任せるのは、宮内だといった宮内さんが、発表にのぞむ。

ソフトバンク株式会社 上場記者会見

これまで、たくさんの方々に支えられ、本日、ソフトバンク株式会社は、東証一部へ上場する運びになりました。お客様、株主の皆様、関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。

まず最初に、先日12月6日に発生しました、通信障害にふれさせていただきたいと思います。
お客様には、多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
今回このような事象の発生を重くうけとめ、今後は再発防止の徹底をはかり、サービスの安定的な運用に全力を挙げて取り組んでいきます。

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PC, 携帯、スマホのパラダイムシフトを利用し、次は、IoT/ITの時代を


私もソフトバンクに入って、35年。役員になって30年。今回、もともとのソフトバンク株式会社を公開できたことをうれしく思っている。一貫して、ソフトバンクが3つのトラックレコードを持っているものと思っている。

1.PCの時代(PCのインターネット)
2.携帯の時代
3.スマホの時代
4.そしてこれからくる、IoT/AIの時代
こういったパラダイムシフトする中を、ずっと、うまく利用し、それを経て、会社を大きくできたことが1点。

もう一つ、日本テレコム、ボーダフォン、ウィルコム、イー・アクセスを束ねて、そして、これを再生してリターン(ターンアラウンド)してきた。

もう1個は、笑われるかもしれませんが、逆境に強い、逆風に対して、常に真正面から受け止め、自分自身を錬磨して、成長していく。

この3つのトラックレコードをやってきた、そのおかげで、事業基盤を拡大でき、革新的サービスを提供できるようになった。

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Beyond Carrier 戦略(ビヨンドキャリア)

Beyond Carrier 戦略

ソフトバンク
ソフトバンク光
Y!mobile
LINE MOBILE

の顧客基盤の上に、新規事業の創出を行っていく。

まさに、通信事業をもっと契約数を拡大する、AI、ARPによって業務効率を上げるオペレーションの
効率化。そのうえでの、新しい事業をやりたい。

ソフトバンクビジョンファンドで出資しているもののうち、日本に最も合う事業をどんどんもってくる。

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通信事業の基盤について ヤフー連携(ヤフープレミアム)

・マルチブランド戦略(3つをうまく使う)
 SoftBank
 Y!mobile
LINE MOBILE

・ヤフー連携による差別化

第一弾;ヤフープレミアムを全部ただにする。
( SoftBankのY!mobileお客さん)
ヤフーショッピングの10倍ポイント

あらたなパラダイムシフトとして、ソフトバンク5G
ロケーションで、23万ロケーション(基地局30万) より狭間隔の基地局

Massive MIMO: 日本のあらゆるベースエリアに1000か所くらいつけて実験してやってる。

実証実験を、ホンダと、サーキットの中を5Gのハンドオーバー実験をやっている。

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スマホの累計数、’18 Q2 2100万超(順調に増加)
Y!mobileだけでなく、ソフトバンクの(高容量)ユーザーがのびている
「ソフトバンク 光」’17 Q2で700万超だが、数年で1000万(2,3年以内に)世帯をとりにいく。

これから、4K,8K放送、IP放送に必然的に必要になる。ため。

ヤフーとの連携により、ソフトバンクユーザーがヤフーユーザーとリンクして、1300万超。
スマホユーザーの大半の人が、ヤフー連携している。

法人事業については、非常にしっかりのびている。大企業の94%まで広げた。
AI,IT、ロボットをいれていく、デジタルエコノミーに貢献する。

スマホの時代を迎えて、10年来、、スマホを使ったビジネスモデルが間違いなく全体に広がり,営業、店舗数、ソフトバンクのプラットフォーム上に、どんどん、新しいビジネスモデルをもってくる。

営業力、マーケティング力、顧客をベースに拡大していく。

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PayPay(ぺいぺい、ペイペイ)について

100億円あげちゃうキャンペーンは、12月4日にスタートして、もう少し長くいけると思ったが、10日間で終了。おかげで、ネガティブな部分は、さきほどお詫び申し上げたところですが、ユーザー調査をしたところ、
名称認知、サービス理解、利用意向の3点で、ダントツの1番だった。

これからも、色々な課題に対して、挑戦しながら、日本のQR決済を広げていく意味では、大きなチャンスだと思っている。

PayPayについては、今日もいっぱい記事にとりあげられましたが、本当にこれについてはお詫び申し上げます。昨日(2018年12月18日)全部、改良いたしました。
そういう意味で、少し我々についていきわたらなかった点についてはお詫び申し上げます。
10月4日にサービスを開始しました。
その時点について100億円キャンペーンを計画していた。
(100億円キャンペーンは、10月の段階で、計画していたことを言及)

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・wework

東京、大阪、神奈川、福岡と8拠点でスタート、10か月で12800席。
グローバルでみて、日本が最速。
ロンドンは、この状態になるのに2年かかった。

日本中に普及させる。

・MONET(モネ)
2018年度内に事業を開始する予定。(すくなくとも)
As a service、これから、ビジネスは、全部 As a Serviceになる。
(なにを使うかというと、ネットワークのプラットフォームになる。

・DiDi
7月にジョイントベンチャー作った。
実車率が40%だったのが、60%になったタクシー会社になったり、
1台あたりの車で、10万の売り上げになったものも。

3か月で13倍
毎週金曜は、タクシー初乗り無料!

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2018年度 業績予想 売上高、営業利益、純利益

いろんな値段がどうだとか、ネガティブな要因が報道されているが、我々の見通しで、だせるだろう。上半期で、2947億円(純利益) 進捗率70%

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脅威の配当性向 85% 株主還元は配当で

ソフトバンクといえば、他のキャリア(ドコモ、AU)と違い配当は低く、成長(株価上昇)で株主に還元というのが今までの常識だったが、今回の上場では、全く違う景色になった。ソフトバンク株を売りまくった証券会社も、うたい文句は、高配当。現在の株価では、6%もの配当になる模様。

「成長」と「株主還元」は、両立可能と考えている。
キャリアの事業は、着実に(大きな成長はしないが)育てていける、それに加えて新規事業を追加することによって、大きく成長できる。

我々は、キャッシュフローのでるビジネス。これを完全にやっていく。

1.自律的・機動的な経営を加速
2.通信事業の効率化、成長領域へのシフト
3.連結配当性向85%

情報革命で人々を幸せに
色々、試練はあると思うが、逆風に強い、ソフトバンク魂でやっていく。

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宮川副社長より、ネットワーク(障害)について説明

先日の通信障害を発生したことを 重く重く考えている。全力をつくしていきます。
このたびは、本当に申し訳ありませんでした。

影響時間:4時間25分という 大きな問題をおこしてしまった。
影響範囲:3060万回線

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障害発生からの対応、経緯について

原因について、説明します。
最初の2時間15分は、原因不明で、探していた。原因わかり、復旧に2時間10分

世界で11か国 同時におきた。

MMEというと難しいので(LTE交換機とよぶことにする) 人間の心臓のようなもの

東日本(10台)と、西日本(8台)の2つセンターがある。(全国で、18台)

障害が発生しても、残りの台数で、カバー対応する仕組みの根幹部分にて、事案発生。

本来は、ここで、障害がおこらない。

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LTE交換機、一斉ダウン、3G網に輻輳

LTE交換機が、一斉にダウン。アラームがだされ(監視センターにおくられ)、ここから、障害箇所ポイントをさぐるのに、2時間以上時間かかった。

もう一つ、3Gサービスにも影響があった。4Gという世界で問題が起きているので、本来は、3Gには問題がないはず。
4Gにトラブル発生時に、迂回して3Gを使う仕組みが、あだとなり、全国一斉に事象がおこったため輻輳が発生。3G側も4G側も障害がおきた。

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エリクソン、通信機器のTLS証明書 有効期限切れ が原因

なるべくわかりやすく説明する。通常行っているLTE交換機の仕組みは、緑の部分が通常やっている作業。

ユーザーさんのデーターベースをみにいって、この人をネットワークにつなげていいか?
この人の位置情報を把握をしたり、これらを「正常性監視機能」に聞きに行っている(問い合わせる)
仕組みだ。

TLS証明書(暗号化の仕組み)を使って、セキュリティーを高めている。この証明書の期日がきてしまい。有効期限切れとなってしまった。

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TLS証明書の設定形態、今後の通信機器メーカーと共に恒久策を(キャリアがTLSをハンドルできるように)


左は、一般的な人が個人でやる場合、ベリサインのような、個人でやる場合のケース
ユーザー自身がやる場合

右が、キャリアのケース
通信機器メーカーは、ソフトを埋め込んだ形で、キャリアに納品する。(デジタル化されている)
人の目では、わからない。(ソースコードレベルで書いてある。)
この中で、証明書の期日切れが起きていた。

障害の原因は、障害発生時のバージョンが、MME Ver.1.14(今回問題の、デジタル証明書の有効期限の誤った処理)

ソフトバンクでは、古いファームを保存しているので、それにもどして、障害対応処理をした。

ソフトウェア更新を、全部の18台に対して、じょじょにいれて、ファームをアップデートしていった(1か月ほどかけて)運用期間をもうけていた。

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・暫定対策
対応1:証明書の有効期限に関して、最重要設備の総点検を 12月11日までに実施済み(他は、年内)

対応2:18台の商用化以外に、受け入れ試験で、未来日を指定して(3,5,7,10年)で作動するかどうかを確認するように、試験を徹底していく。

対応3:古いソフトウェアを保持しているが、これを戻すのに、2時間かかっている。
本来動くべき通信ポートがとまったため、シリアル接続で、もどした。
時間かかりすぎなので、30分以内に、回復できるようなツールを年内中に作成する。

・恒久対策について

対応1:
現状は、いったん古いバージョンにもどしているだけなので、新しいのにしないといけない。

ソフトバンク自体で、有効期限を確認できるようにツールを(通信機器メーカーに)つくってもらった。

同種の事象が起きた場合に、ソフトバンク側で、更新できるように18台中5台に、現在、いれてテスト中で、数日間やっているが今のところ問題なし。

対応2:これは、問題時間がかかる
通常は、再起動(リブート)する必要が必ずあった。

今後のソフトウェアの作りこみのところで、「システムの再起動」と「運転継続+警告」(で再起動しない)ものに、わけて運用できるような仕組みを作っていく。

ソフトバンクが、通信機器メーカーと設計段階から、入ってやっていくことを検討する。

対応3:
基地局側は、4つのベンダーを使っていたが、コアのベンダーとしては、エリクソン1社に依存していた。交換機のマルチベンダー化を進める。(すでに、社内での決定事項)

18台あるなかで、これを、多重化(マルチベンダーで)する。

現状18台(西日本、東日本センター)で、30-40%の利用なので、片方が生きていれば何とかなる状態。これにプラスして、マルチベンダーの仕組みをいれる。

投資としては、過剰投資になるが、もう一歩進めようと思う。

謝罪を最後に述べた。

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質疑応答

・初日の株価下落について、どう思うか?

マーケットの反応を、真摯にうけとめて、ここをスタート地点として、頑張っていきたい。

 

・孫さんが、上場についてなんといっていたか?(宮内さんの顔を思いうかべて株を買っている人は少ない)

孫からは、会長としてアドバイスもらっているが、数年前から、私(宮内さん)が、やっているので、私が新規事業についても、自身でリードしてやっていきたい。

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PayPay(ぺいぺい、ペイペイ)も、宮内氏自身がやらせてくれと。Paytmの技術を使い

・経営の自律的な話。(新規事業が、ソフトグループからのものになっている) ソフトバンクとソフトバンクグループの線引きは?

ソフトバンク(株)は、4人の社外重役をいれて、自主独立でやっていく。

新規事業は、ソフトバンクグループとリンクしているのは、ソフトバンクビジョンバンドとのリンク(成功したビジネスモデル)は、利にかなっている。ソフトバンクビジョンファンド投資先は、日本の大きなマーケットでビジネスをやりたがっている。それにこたえる、営業力、ネットワーク力を持っている。

ソフトバンクビジョンファンドから押し付けられるのではなくて、うちから、やりたいと。例えば、weworkでは、宮内氏が、2月に乗り込んで、やるようにした。PayPay(ぺいぺい)も、Paytmの技術をつかいたいと。3か月で開発できた。

親子上場については、その質問を最初にいただくが、(50社ほどまわった)、このメリットについては機関投資家の皆さんに理解してもらっている。今後、それを証明していきたい。

・ファーウェイ5G, 4Gについて(中国の通信機器メーカーとの関係は?)

日本国の政府のガイドラインを見極めたいと思っている。リスクを伴うので、どういうパターンにすると、いろんなオルタナティブを想定している。 コアの部分は、ヨーロッパにとなるとおもうが、現時点ではいえない。

宮川君どう思う?とバトンタッチ。

ファーウェイ、ZTEもやっているところがある。コアな部分は、ヨーロッパでやってきたが。

ファーウェイは、テクノロジーが素晴らしい(宮川氏がいうのだから、すごいのだろう。)技術力がよくて、価格が安い。ので、お付き合いしていきたいが、日本政府のガイドラインにそって動きます。

日本政府のガイドラインがでた段階で、決定する。

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・決算発表は、ソフトバンクグループとソフトバンクは別か?  業績予想は、今後もだすのか?

別に、決算発表をやる。宮内氏は、ソフトバンクグループの決算にはでません。

業績予想(藤原氏)、毎期、売り上げ、営業利益、純利席、配当について、毎期準備します。

 

・ソフトバンクファイナンスの例のようなことが(SBIのこと 北尾さんの)ハッピーなのか?

違う。ソフトバンクグループの中核として存在してやっていく。

 

・4G,5Gについてファーウェイの話 どこの話?

大事な部分は、ヨーロッパ企業のもの。

5Gには、今までにない項目(ベンダー名を明記するなど)、指針がはいってきている。

一部の報道では、5Gでは、ファーウェイを使わないと決めたの話は??

3月末のライセンスの割り当ての話なので、今日現在、決定していない。

6社の通信機器ベンダーに、仕様と価格をだしてもらってRFPの段階。

massive-mimoとかファーウェイの強いと思うが?

巻き取る(通信機器を変える)場合には、無線機の部分を入れ替える。

massive-mimo は、4.9Gを実現するには、ファーウェイしか選択肢がなかった。

ところがいまは、5G間近なので、ヨーロッパベンダーも、対応してきている。入れ替えは可能

ファーウェイは、もう1つ先を読む力があるので、もう少し、日本政府の反応をみたい。

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上場(IPO)の引き受け幹事会社は? 主幹事は?

力のあるところを選んだ。
機関投資家で、3倍。個人で2倍は、事実。
最大規模のIPOの仕事ができるところを選んだ。

・5Gの設備の共用は?

ウィルコムの影響で、他社と違い、基地局を細かく打てる。そこを他社と共用するつもりはない。

地方では、他社と設備共用(2社、3社、4社)でやれる。前向きに考える。

・株価について(公開価格より下がったが)、1500円の売り出しの妥当性は?

これから、スタートです。引き受け幹事と、協議をして、85%の配当性向(5%の配当)を示すことで、1500円に決めた。

・逆境の中というが、この時期に、なぜやったか?

株式公開は、去年の春くらいから始めており、2015年4月に4社を合併して、ソフトバンク(株)を作ったが、その2年後くらいには内部で議論があった。本来ならば、9月、10月だったのだが、、いろんな話がでてきた。ドコモショック、大規模障害、ファーウェイ、政府のプレッシャー、計画してきてやってきた。ここで、やめる必要はないと判断。むしろ、難局で、心を引き締めて、やる。と
新たな創業という意味で。 まったく、先延ばし、延期といった議論はなかった。

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必ずしも、ファーウェイが、全くダメとも、日本政府から出ていない。協議中

・5Gの割り当て指針 事実上、中国製品排除と考えるが?

スプリントでも、同様な問題があった。(スプリントは、買収したクリアワイヤがファーウェイ製のネットワークを作っており、7年間かけて、米国政府からファーウェイを撤去してくれといわれ、2年前倒しくらいで、巻き取った。)

4Gの無線機側の方は、上記の7年かけていいといわれたところはあまり厳しくなくて、コア側の直接インターネットにつながるところは厳しい。ユーザーの加入者データベースすぐに、巻き取ってほしいと要請。伝送系は、ただのパイプなので、おとがめなし。

同じように、どのレイヤーまで、必要性があるのか?? を日本政府とやりとりしている。現時点で、その当時の米国基準だけでいうと、巻き取るものはないというレベル。もし、日本政府の方で、巻き取ってくれといわれれば、巻き取る。

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電気通信事業法、4年縛り、完全分離

総務省の完全分離せよというガイドラインがでました。

今年の9月で、ソフトバンクは2つのプランで、分離型。

ワイモバイルは、4月以降、分離型にする。

政府のガイドラインに沿っていると認識。

4年縛りではなく、4年プランといいたいが、これも、端末と分離した形で、ようは新しいファイフォンだと、月々5800円払わないといけない。お客様の需要をしぼませないでやりたい。

プランはシンプルにして。ヤフーとソフトバンクはタイアップして、やりたい。 過去 ワイモバイルやってきて、だいぶ苦しい思いで、顧客還元(何千億)とやってきた。

・中古端末をとりあつかう予定は?

できるが、必要か? ワイモバイルでは、iPhone7を扱う。アイフォン6S、SEを売ってきた。 ソフトバンクとY!mobile の組み合わせがいいと思っている。中古は、政府から、お達しがあればやるが、新品を売る方がいいと思っている。が、情勢によって検討する。

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・ファーウェイ問題の費用について、ネガティブな影響

4Gのコアは、ほとんど入ってない。(増設につかったところだけ) 数億レベルの費用

・費用問題(キャペックス)

投資金額では、中国ベンダーでは、1割規模。なので、金額ベースで、大きなダメージはない。

一番でても、年間数百億レベル程度。

財務から、減価償却費の方が、設備投資よりも高い状態にある。フリーキャッシュフローが、純利益よりも強いので、いま、さまざまな検討をしているが、配当については、問題。

・ワイモバイルの数をだしてほしい

2Qで、400万台。

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・大規模障害の実害については? エリクソンに対しての賠償は?

大変申し訳ない。4時間半の昼間の障害だったので、ご迷惑をおかけした。

販売活動については、4,5日、解約が少し多いと思った。(毎日MNPの数をみている)

おそらく1, 2万人の解約があった。この土日は、完全回復している。

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携帯網が、社会インフラに、事業者間同士で、災害時にローミングも検討

宮川氏、電話というものだけでなく、社会インフラとして、チケット変えない、飛行機乗れないなどの 多々あったかと思う。

事業者間同士で、ローミングの会話をする時期に入ったのではないかと思う。(ヨーロッパではローミングがあたりまえ)

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エリクソン賠償より、再発防止を

賠償については、再発防止について、深く議論している。今は、賠償問題については、おいて、議論を深めたい。やはり、ソフトウェア化していく、この世の中ですから、再発防止を優先したい。

 

・人員整理について(4割整理)

Twise&Halfから、スマート&ファンへ。

今まで、リストラはやってない。成長分野にシフトするだけ。人事で、ジョブポスティングやフリーエージェント制などあるが、すでに、新しい事業に2500人すでに異動している。

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PayPay(ぺいぺい)、DiDiでも人が足りない。

RPAのプロジェクトでは、2000個はしっている。成果がでてくる。

いろんな仕事をやっていく、中で、3,4年先に動いていくことによって、社員は活性化すると思っている。

ネガティブなことはない。(社内でアンケートもやっている。)

人員削減ではない,異動だ。

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・マルチベンダー化 の対象の名前を

2社 議論中。ヨーロッパ、アメリカ1社ずつ。

ファーウェイの端末は? 基地局とは違う。 ルーター系は微妙

端末については、政府側は、買う人たちが、選択すべき問題なので、そこは、個人の判断(というのが政府の見解)

ルーター系になると、少し微妙かなと思う。ここは、検討していきたい。

 

・5Gのマイナス面は?

4ベンダーと試験をやっている中、4社ならんできている。商用化に対応できる。

 

・キャリアは、情報抜かれた場合等は、見極められないのか?

4G,5Gで特徴が違うが、5Gでは、基地局側で、情報をとるというのが、技術的にはありうるかとは思っている。5Gについては、アメリカ(米国)のいうことはわかる。が、4Gは、コア側で暗号化したものを端末側との通信する際に、真ん中トンネルなので、私(宮川さん)の能力では、できません。4G、5Gでは違う。

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・PayPay(ぺいぺい、ペイペイ)被害件数、被害側は、把握しているもので十数件

カード会社協力して、調査中。昨日、アプリかえたので、あわてて。ぺいぺいから情報が漏れたわけではない。第3者が勝手に登録したという感じ。

そういう意味で、お詫びしないといけない。今後、ご報告します。

 

・ファーウェイの影響、コスト(また、同じ質問)

説明がわるくてすいません。(宮川氏)

5Gをどのベンダーにしても、4Gには関係ない。

4Gのファーウェイの基地局を、5Gにするとすると、例えばエリクソン社にしたとき、

700Mzh,、900Mhz、1.7Ghz,, 1.5Ghz, 2.1Ghz, 2.5Ghz, 3.5Ghz, 3.4Ghz の8つを同じような場所から出している(ふいている。)

このうち、2種類のみ、中国製はふいている(電波だしている)

他の周波数の無線機をいれる際(スワップをやる際)に、その周波数(中国製の)をいれてもらえれば、負担額が

低くできる。

700Mzh,、900Mhz、1.7Ghz,, 1.5Ghz, 2.1Ghz, 2.5Ghz, 3.5Ghz, 3.4Ghz の8つをソフトバンクは5Gで使っている

 

・最悪の最悪のケースの場合

除却で、1000億円程度。

 

・フリーキャッシュフロー(5000億-6000憶)は、ソフトバンクグループに貸し付け、ブランド等で、実質とは違うのでは?

親会社との債務関係はない。親会社との関係で、ローンはない。親会社に補償していたが、上場を条件に解除した。

端末がたくさん売れた場合は、割賦なので、調達と回収の間に時間がかかる。調整後と申し上げているのは、12年間安定して流動化という形をとっている。

・割賦は変わらないのか?(流動化)

割賦の債権、債務の関係は変わらない。

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まとめ

大規模障害について、原因、暫定対策、恒久対応についてきちんと説明した。
それを動画でだれでも見れる状態にしたことは、事後の説明対応としては、適切だったと思う。」

通信機器メーカーのせいにしなかったのは、大人の対応だったと思う。

大規模障害を起こしていたNTTやAUに対して、ソフトバンクは、長い間、大規模障害をださなかったことを、公言していた(何回か、決算発表時に)が、ついに今回おこしてしまった。インフラをささえる重い責任をもったキャリアとして、一つ階段を上ったのではないかと筆者には思える。

4時間以上の大規模障害を、他国の対応ではもっとひどい時間かかったという話もしなかった。
ひとえに、大規模障害を起こした自社が問題と言い切ったことは、「言い訳抜き」の孫正義風でよかったのではないかと思う。 もちろん、障害を起こさないことにこしたことはない。

ユーザー側も、今回の大規模障害を教訓として、ネットワークとまった場合、どう対処するべきか考えておくことも必要だろう。
(余裕があれば、まったく独立した複数キャリアを使うという選択肢もあるが、それとは別に、ネットワークがとまっても、連絡の手段や、帰宅手段等。)

ネットワークがとまるということは、電話、インターネット閲覧(自分のための)ができなくなるだけでなく、社会インフラも機能しなくなるということを肝にめいじよう。

と、上場の記者会見というよりは、大規模通信障害、ファーウェイ関連の記者会見になってしまった感のある会見であった。

記者の質問コーナーでは、宮川氏が、説明していた中にファーウェイ社のテクノロジーの凄さがでてきていたのも、興味深かった。報道メディアがソフトバンクが、ファーウェイを使わない方針と報道していた件も、まだ決定しておらず、いろいろなレイヤーでのセキュリティー基準があることが分かった。

ソフトバンク上場は、厳しい船出となったが、襟を正し、新しいことにチャレンジしていってもらいたい。 通信障害に負けず、やんちゃ坊主のソフトバンクのまま、業界に新しい風を起こしてほしい。

 

出展: ソフトバンク(株)

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