2022年、ひさびさのリアルでのNHK技研公開が、「技術が紡ぐ未来のメディア」をテーマに5月26日(木)~5月29日(日)開かれた。オンラインと同時開催。オンラインは、今でも見れるのでご安心を。こちら。2021年はオンライン開催のみ(6月の1カ月)だった。今でも、こちらから見れます。(一部を除き)
技研は、研究所の目指す目標と方向性を描いた「Future Vision 2030–2040」を2021年に公表し、この実現に向けて「イマーシブメディア」、「ユニバーサルサービス」、「フロンティアサイエンス」の3つの柱を中心に研究開発を推進しています。
目次
- 1 NHK放送技術研究所 Future Vision 2030-2040
- 2 実際にリアルで行く人は、ART PASSで予約は、早めに入れておこう。 子供は中学生くらいから?
- 3 NHK技研アクセス(東京都世田谷区砧1-10-11)
- 4 オンライン開催とリアル開催の違いは? 体験と、研究者との対話
- 5 見どころ(個人的な感想) 自由視点ARストリーミング技術
- 6 見どころ(個人的な感想) 携帯端末型インタラクティブ3次元ディスプレー
- 7 見どころ(個人的な感想) ライトフィールドヘッドマウントディスプレー
- 8 見どころ(個人的な感想) 曲げられる、丸められる、音を出せるディスプレー ロール収納型 曲率可変型ディスプレー イマーシブ(没入感)
- 9 iOLED 日本触媒とNHKが開発 なんと、厚さ0.07ミリ!紙より薄い有機ELフィルム
- 10 水分侵入でアルカリ金属の劣化が課題。アルカリ金属の代わりに独自材料を使い薄い有機ELを開発。
NHK放送技術研究所 Future Vision 2030-2040
コンセプト動画、ミュージックビデオ(らぼちゃん)必見 Future Visionのページ
実際にリアルで行く人は、ART PASSで予約は、早めに入れておこう。 子供は中学生くらいから?
NHKの放送の合間に、「NHK技研公開」の宣伝をいれているので、開催日にかけてだんだんと予約がはいってきます。上記は、開催2日目に予約画面をみたもの。当然、土日は、埋まっている。5月の早い段階では、埋まっていなかった。ART PASSというシステムで予約して、QRコードをゲットしておきます。一回の予約で4名まで。子供は、その子の興味次第ですが、小学生高学年以上、中学生になってからくらいか?
土日には、ファミリー用のイベントもやっていたが、塗り絵の絵をレーシングカーしたり、花火でみせたり、あとは自分で持っている「うちわ」に、ラボちゃんがQRコードに反応して現れるもの。1階に入ったところで、ラボちゃんのV-Tuberと話せるところは、キッズが楽しそうにしてました。(お姉さんの語りが面白い。)あと、その後の、通路のコロナ禍における、パーソナルゾーンを投影するしかけなども、面白い。
「ライトフィールドヘッドマウントディスプレー」は、13歳以上(だったか?)ヘッドマウントディスプレイ被るので、年齢制限あり。
小さい子には、ディズニーランドや、USJ(ユニバ)とか、子供を楽しませることを営利としてやってるところと、比較すると勝てない。そもそも、遊び場ではないので、私にとっては遊び場だけど。
NHK技研アクセス(東京都世田谷区砧1-10-11)
鉄道路線各駅からバスを利用して、「NHK技術研究所」で下車。
アクセス詳細、こちら
■最寄駅から徒歩でお越しの方
- 時間目安:
- 祖師谷大蔵駅から徒歩18分
千歳船橋駅から徒歩24分
成城学園前駅から徒歩26分
そもそも、東京周辺に住んでいない人は、オンラインでの解説動画が凄いのでオンラインのみで十分です。(電車を乗り継ぎ、遠くても行こうと思うほどの情熱のある方は除く。私もその一人?)
オンライン開催とリアル開催の違いは? 体験と、研究者との対話
オンラインで見れる例です。
はっきり言って、オンラインの情報量はすごいです。 単に技術的なことだけ知りたいなら(体験しないでいいなら)、ネットみて、へーこんなことやってるんだーで、OKです。さすがNHK技研。オンラインは、今でも見れるのでご安心を。こちら。で十分な内容です。
私の場合は、オンラインで前日に、ばっちり動画を見まくり、内容を頭にいれてから、リアルで再確認。体験に集中しました。その場に行ってから、内容を把握して体験というのでもいいのですが、頭に入っていると、全然違う。あとは、★聞きたいことを、研究者に直接きける。★ 事前に質問準備できる。これこそが、醍醐味。
基調講演や、ラボトークも、公開していますからね。オンラインに感謝です。
もちろん、機材の大きさとか、生でみる感動とか。音、光、リアル感というのはありますが。フレキシブル素材なら、実際に触れたりね。
あとは、個人の趣味趣向に応じた、説明者とのやりとりですかね。私にとっては、有益な情報を根ほり葉ほり聞ける喜び
見どころ(個人的な感想) 自由視点ARストリーミング技術
iPadを持って、実際に自分の好きな方向に向けると、その時の映像が見えるものです。NHKの恐竜の番組から、モササウルスなどの恐竜がでたりしていました。技術的には、すごいと思うのですが、解像度や、恐竜たちのリアル感などは、もうちょっと改善の余地があるかなと。辛口ですいません。USJ(ユニバーサルスタジオ)の進撃の巨人ライドXRとかと比較するのはよくないと思いますが、あっちは臨場感半端ないので。
こっちで、iPad使ったのはなぜなのだろうか? ヘッドマウントディスプレイ(HMD)だと、運用上、大人数は無理だったのか? 技術的な問題か?
見どころ(個人的な感想) 携帯端末型インタラクティブ3次元ディスプレー
実際に体験できる展示で、縦横にスマホを動かすとそれに応じて、縦横表示が変わってくれるタイプのデモ(ただし、解像度が悪い)、横だけだが、写真のようにちょうちょが動いているのがわかる高解像度の3Dのデモと2種類ありました。横だけでも高解像度の方が断然よかったです。ただ、どっかでみたことがあるような感じで、正直あまり驚きはなく。 スマホを見る人の方向に追従してくれるのですが、それでも、映像に精細度が。。。
3次元テレビは、一瞬にして世の中から消えてしまいましたからね。3次元って、難しいんだろうな。
見どころ(個人的な感想) ライトフィールドヘッドマウントディスプレー
こいつが、一番人気で、30分待ちでした。午前中朝一は、そんなに並んでいなかった模様。 残念ながら、最初に映像を合わせてからみるのですが、横線縞模様が、きれず、顔の形のせい?マスクの厚さ? 私には、残念ながら、あまり3D感を楽しむようなものではなかったです。 ごく個人の感想なので、装着の仕方等、悪かったかも。とにかく、一番人気だったことは確か。 正直、酔いました。表示ずれか?
見どころ(個人的な感想) 曲げられる、丸められる、音を出せるディスプレー ロール収納型 曲率可変型ディスプレー イマーシブ(没入感)
こいつは、すごかったです。 風で揺れている感じでした。触っちゃだめよ。と書いてありましたが。触りたかった。4枚(8Kにするため)かさねて、サカナクションの映像を公開中でした。4枚貼り合わせているので、当然、真ん中に黒い線が入ってしまいますが、そこは、サカナクションの映像の暗さでなんとかごまかし。後ろには、電気音響変換フィルムを貼り合わせて、手作り感満載でした。
4K 30インチのパネルサイズでありながら、パネル部分の厚さは約0.5mm、表示部の重さは約100gです。 30インチのテレビが、スマホの重さってことです。
下記、動画は必見
動画から、抜粋。ロール収納型ディスプレー こういう世界観好きです。こちらは、会場ではなかったです。
動画から、抜粋。曲率可変型ディスプレー
今年は、こちらが実際に体験できました。椅子から確かに、映像に合わせて振動は来るんですが。 アミューズメント施設と比べてしまっている自分がいるので申し訳ありません。 椅子の位置が、映像から遠目なので、イマーシブ(没入感)が、感じられず。展示方法を、もうちょい工夫したほうがいいかなと。技術はすごいんだから。
iOLED 日本触媒とNHKが開発 なんと、厚さ0.07ミリ!紙より薄い有機ELフィルム
今回、私にとっての目玉展示だった。 これは、ほんとにすごい。0.07mm で、紙より薄い。実際に触ることができたが、薄すぎ。曲げることができ、有機ELテレビ以外の応用、服であったり、新生児のおでこにピタッとバイタルセンサーとしてのモニタ?を貼り付ける。
洋服にも入ってくるワクワク感。
水分侵入でアルカリ金属の劣化が課題。アルカリ金属の代わりに独自材料を使い薄い有機ELを開発。
水分侵入でアルカリ金属の劣化が課題だった。アルカリ金属の代わりに独自材料を使い薄い有機ELを開発。
出典:NHK技研