LINEがスマホ決済に参入。すごいのは初期導入コスト0円、決済手数料0円(当初3年。通常、決済手数料3.45%)で、加盟店はアプリを入れるだけ。もっとすごいのは、LINE Payの利用者には、LINEポイント(1ポイント=1円)を支払いごとに3%も還元。月末の1週間は、還元率が最低でも13.5%になる。??本当か? 完全に、LINEは、赤字覚悟でユーザーをとりにきていますね。
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スマホで支払い。口座番号いらず・手数料無料で送金、割り勘も
LINEといえば、日本人で国民の半数以上は、使っている超有名サービスだが、そこから収益化できたのは、LINEスタンプくらいしか思いつかない。ペイメントサービスでユーザーを囲いたいのだろう。LINEは、いいサービスを提供しているが、収益化という点ではうまくいっていないという印象が強い。
現在のLINE PAYの加盟店(約10万カ所)を、今年度中に100万カ所まで増やす計画。まだ、スマホ決済が普及していない段階で、ユーザーをとりたいとのこと。
日本で、スマホ(QRコード)決済は必要あるのか?
中国では、屋台の店から、どこでも全部QRコードで決済できるような話がよく、マスコミに流れるが、あれは、偽札が多くて困るからですよね。日本って、偽札(にせさつ)ありますか? まずないですよね。偽札をもらう確率と、交通事故にあう確率はどっちが高いのだろうか。
また、日本は、交通系カード(ICOCA(イコカ)、Suica(スイカ)、PASMO(パスモ)など)による決済が、手軽で、かざすだけでできる環境で、スマホ(QRコード)決済って必要か?と思ってしまう。
スマホ決済サービスには、Amazonも実証実験開始。ヤフー(ソフトバンク)は、PayPay(ペイペイ)のサービスを今秋より開始予定。(インドのスマホ決済「Paytm」の技術を導入)
ソフトバンクは、過去にADSL無料配布、0円携帯、ヤフーショッピングの0円出店などやってきているので、今回のPayPayも、0円か? やっぱり、お店側の導入には、3年間無料(LINEと同じ)だそうです。
日本人は、いまだに現金主義
そもそも、日本人ってクレジットカードの普及率をみても、世界的にみて、低く、現金主義が根強い。人によっては、クレジットカード怖いという人もいる。
こういう状況化で、どこまで、スマホ決済が普及するかは今後、興味深い。予想としては、普及はするが、クレジットカード、電子マネー(特に交通系カード)、現金とのすみわけが当分続くと思う。何か、スマホ決済でないともらえない特典がないとインセンティブが働かない。それをみつける段階なのかもしれない。いずれにせよ、競争することによって、各種決済サービスがより良くなってくれるのは歓迎だ。
個人経営のお店や診療所などでは、いまだ現金だ。ここをなんとかしてほしい。
コンビニの店員さんは、これだけ支払い手段が増えて、わけわからなくなりそうな気がします。すごいよなあ。日本のコンビニ(の店員さん)って。