今回の孫さんの説明で重きを置いた部分は、有利子負債の説明。実は、純負債としてはたったの5兆円で、いつでも意思決定すれば、株式の2割を売却して、借金ゼロにできると発言した。また、リーマン級のことがおきて株式価値が減ったとしても、その時どうするかの構えなどを説明。借金が多いというSBGのイメージの払拭に時間を割いた形だ。26-5=21という1行だけでソフトバンクグループを説明できると発言。(説明は後述) いわゆるレバレッジ経営批判に対する、回答という感じ。そしてもちろん、ソフトバンクビジョンファンド2(AI)だ。今回は、58ページスライドの内容なので、あっさりとしている感じ。(個別出資先の話がなかったため) 安全運転になったソフトバンクグループを感じた。質疑応答も全て掲載。
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目次
- 1 孫さんの冒頭(小話)
- 2 前進あるのみ(スプリント、ソフトバンクビジョンファンド2)
- 3 連結業績(戦略的持ち株会社にとっては、売上高は意味を持たない。営業利益ですら)
- 4 当期純利益で、四半期だけで1兆円越え(日本史上最大)
- 5 SprintとT Mobile DOJ 合併承認(条件付き)
- 6 借入が多い、通信会社 という残存イメージはやめて。
- 7 保有株式(26兆円)、有利子負債(17兆円)の説明
- 8 SBGを1行で説明できる。保有株式 - 純負債 = 株主価値
- 9 これからはソフトバンクビジョンファンド一本 今はAI
- 10 SVF1(softbank vision fund 1) 投資成果
- 11 SVF2 (softbank vision fund 2) 現時点で11.7兆円が確定
- 12 ソフトバンクビジョンファンド、財務方針
- 13 95年からのシリコンバレーのベンチャーキャピタルが投資した累計金額に匹敵
- 14 新しい地図=AI ソフトバンクビジョンファンド
- 15 質疑応答 その1(サウジアラビアの出資に関して)
- 16 質疑応答 その2(AIはどこまで利益が増える?)
- 17 質疑応答 その3(マクロ経済の動向をどうみるか?米中貿易摩擦など)
- 18 質疑応答 その4 スプリントはどうなる?
- 19 質疑応答 その5 ビジョンファンド関連
- 20 質疑応答 その6 小泉進次郎さんと滝川クリステルさんの結婚について
- 21 質疑応答 その7 SVF2はいつから? SVF2の資金
- 22 質疑応答 その8 SVF2が始まるのは?なぜ? SVF1は使い切った?
- 23 質疑応答 その9 太陽光発電事業
- 24 質疑応答 その10 孫正義 育英財団について
- 25 質疑応答 その11 スプリントについての総括は? シナジーは?
- 26 質疑応答 その12 サウジアラビア カショギ氏
- 27 質疑応答 その13 群戦略は?
- 28 質疑応答 その14 アスクル 親子上場に関して
- 29 質疑応答 その15 ビジョンファンド2の構造(優先株、普通株)
- 30 質疑応答 その16 SVF2の未来は? テーマ変更あるのか?
- 31 質疑応答 その17 SBGの法人税額が少ないとの報道について
- 32 質疑応答 その18 WeWorkに対する見方
孫さんの冒頭(小話)
いつもの孫さんの挨拶(小話)から始まった。昨日か、おとといのビジョンファンドの新しい出資者との食事会での話。その新しい出資者、曰く、古い地図をもって新しいものを探すのは無理だ。自分は、ソフトバンクが新しい地図を持っていると思っている。そこに、孫さん「嬉しいなあー」と思ったとのこと。新しい世界を探したい、ワクワクしたい。冒険にいくときは、いつも、ワクワクしますよね。子供の時のワクワクドキドキを求めて、山に冒険にいくような心境とのこと。
自分でいうのも恥ずかしいが、物理的には、年をとってきましたが、まだ、青春まっしぐら。(孫さん談) それでは、決算説明会に入ります。
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前進あるのみ(スプリント、ソフトバンクビジョンファンド2)
今日のテーマですが、前進あるのみです。世界的に悪いニュースが多いが、私(孫さん)的には、前進あるのみとのこと。ソフトバンクグループにとっては、2つの大きなことがみえてきました。長らくかかったスプリントの問題の解決がみえてきた。初日からスプリントとTモバイルとの合併を基本戦略としてきた。(社内的には、この合併がなければ、そもそもアメリカでの通信をやる意味がないと議論してた模様。それにしては、時間がかかりましたね。)
承認がおりるのか?相当ながい時間がかかったが、 DOJから(条件付きではあるが)おりるとのことで、今後も色々あるとは思うが、これが1つ。
次が、Softbank Vision Fund 2 設立。ソフトバンクグループ自らが、4兆円近い出資を行うことを役員会で通した。まだ、残りの出資者は、MOU(基本合意書)に調印しただけだが。
この2つは、ソフトバンクグループにとっては大きな前進だ。
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連結業績(戦略的持ち株会社にとっては、売上高は意味を持たない。営業利益ですら)
連結業績の説明から、戦略的持ち株会社にとっては、売上高は意味を持たない。営業利益ですら意味を持たないと、孫さんが言及。そんな時代になったんだなあ。営業利益すら意味を持たない=事業会社ではない。
売上高、営業利益等、個別に説明。(次の四半期からは、スプリントが外れる。)Arm Chinaの一時益、スプリントを外したグラフで、実質的には、営業利益は37%増と説明した。
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当期純利益で、四半期だけで1兆円越え(日本史上最大)
アリババの売却益がほとんどだが、当期純利益で、四半期だけで1兆円越え(日本史上最大)はすごい。
ここをばっちり、孫さんアピールしてくると思いきや、毎回の決算で説明してきたので、、あっさり通過。
頭は、ソフトバンクビジョンファンドでいっぱいなのかな。
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SprintとT Mobile DOJ 合併承認(条件付き)
米国では、外資系の会社が承認を得たい場合、3つの承認が必要(シィフィウス、FCC, DOJの3つ) 今回、この3つがそろった。
過去の例では、この重要な3つがそろって承認下りないということはないとのこと。
スプリントの投資の実績として、取得時(0.4兆円)と現在(1.3兆円)の状況を説明。価値が3倍と説明。IRR21%。 スプリントへの投資は、大失敗だというのが大半の評価だろうが、投資会社としてみれば、成功と説明。 合併承認後の持ち株は、27%。
うーーん、それはわかりますが、あまりにも迷走しすぎたので、その説明は、今後、合併承認後の会社がうまく軌道にのってからでもいいかと。
ついで、ボーダーフォンでの投資結果の説明。倒産寸前のところまでいって、大きく株主価値を増やしたとアピール。確かに、凄いです。でも、もう聞き飽きました。(何回も言わないと、皆が信じてくれないというフェーズは、もう終わったので、説明しなくてもいいのでは?)
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借入が多い、通信会社 という残存イメージはやめて。
借り入れが多い、通信会社というイメージは、もう古い。
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保有株式(26兆円)、有利子負債(17兆円)の説明
よく日本の製造業を中心として会社が、自己資本が厚いので大丈夫という、彼らがもっている工場(敷地)、建物、設備(機械)がバランスシート上、純資産だとしても、これを売ったら、本業が何もできなくなる。しかし、投資会社としてのSBG(ソフトバンクグループ)が持っている株式は、いつでも短期間で売れる。場合によってはコントロールプレミアム付きで。換金性の高い流動的な価値として、もっている株式が、これが26兆円であります。
では、一方で、有利子負債は? 連結で17兆円だが、スプリントの5兆円分は、連結から外れるので、12兆円になると説明。さてここで、そもそも5兆円あったが、返済義務は一度もおっていなかった、会計上ではこうみえるが、実態としては我々(SBG)の借り入れではなかったと説明。
そして、ソフトバンク(通信会社)SBKKは、独立採算。東証1部上場。自らの収益、アセット、フリーキャッシュフローで返せる範囲でしか借り入れをしていない。こちらも、ノンリコース。SBG(ソフトバンクグループ)に債務保証なし。ということで、12-5=7兆円ほどの有利子負債。
さらに、現預金を2.5兆円を持っている純負債は、約5兆円。と孫さん節の説明。 ものすごく少ないじゃん。純負債と思っちゃう。
保有株式と純負債をみてみる。LTV(ローンtoバリュー) 借り入れが、保有株式の5分の1だけだ。皆さんが、住宅ローンを組んでいて、その5倍の保有株式を持っていて、毎日眠れないほど心配する必要があるのか? とりあえず2割の株を売ってしまえば、借金ゼロ。眠れない夜を過ごすなら、2割だけ売ればいい。
孫さん(私)だって、一瞬で、この判断はできる。1週間、眠れない夜が続くなら、2割売ることは、いつだってできると説明。借り入れゼロになる。そうなれば、AAA(トリプルA)の格付けになる。 その意思決定は、いつでもできる。自分がつくった会社で、誰からも文句を言われることはない。と孫さん発言。
SBGとして、腹として決めているのは、借り入れは、4分の1くらいにしておこうと、リーマンショック級の異常時には、35%を超えてしまう時が一時的にはあるかもしれないが、そういうときには、投資を遅らせる、その期間に配当はどんどん入ってくるので、あとは、少し株式売るとか、やり方はある。
ネットバブル時に、99%の株式価値が減る中で、経験を重ねてきている。
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SBGを1行で説明できる。保有株式 - 純負債 = 株主価値
この1行のみ。
保有株式 - 純負債 = 株主価値
で、世間からの評価は? 株価は、半値というところで、この時価総額11兆円は、8年間ほど、変わっていない。
時価総額は上がったり下がったりするが、株主価値は一貫して上がり続けている。
これが、SBGが通信、インターネット、AIの投資をおこなっている中での業績だった。
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これからはソフトバンクビジョンファンド一本 今はAI
この2年間で、ビジョンファンドを通じて、82社のAIのユニコーン企業に出資できた。仲間にいれた。AI 一本だけが、今の興味。
AIを武器にして、各業界を革新するものだけに投資する。
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SVF1(softbank vision fund 1) 投資成果
SVF1(ソフトバンクビジョンファンド1)は、まだ、始まったばかり、2,2兆円の投資利益は、ほんのはじまりにすぎない。これから、どんどん成長する。
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SVF2 (softbank vision fund 2) 現時点で11.7兆円が確定
SVF2出資予定額は、11.7兆円と巨額。そして、出資者も顔ぶれが増えた。SVF1での成果をみてから、参入というのは、日本企業のサラリーマン社長の考えそうなこと。
圧巻の投資家群ですね。全て金額のはいった基本合意で、11.7兆だ。本日?の一部報道にて、金額無しと報じた(ねぎしさんが、孫さんから注意をうけていた。)まだ、話し合い中のところの数字入っていない。基本合意の段階だ。基本的な条件、手数料率、どういう条件でSBGが投資をするか、普通株式、優先株式の割合、投資金額などを。 MOU(基本合意書)であって、最終合意ではない。
SoftbankGroupとしては、4.1兆円(380億ドル)の出資を決めている。
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ソフトバンクビジョンファンド、財務方針
1.借り入れは、4分の1にしよう。
2.2年分先の社債償還資金は、手持ちのお金を用意しておこう
3.配当収入はちゃんと確保しよう。
安全運転すぎる、孫さん。
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95年からのシリコンバレーのベンチャーキャピタルが投資した累計金額に匹敵
SVF1+SVF2で、総額22兆円もの額になる。これは、95年以来、シリコンバレーへベンチャーキャピタルが投資した累計額と同等とのこと。
こんな巨額の資金で、健全に利益を得ながら、まわせるのか?? という質問には、
ユニコーンの企業数が急激に増えている。
ユニコーンのトップ10中の5社がSVFが投資した相手先。40%以上のエクイティーIRRが出ている。
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新しい地図=AI ソフトバンクビジョンファンド
インターネット(15兆円)、通信(9兆円)、AI(2兆円)は今までの成績。今は、AI一本、これから、AIが伸びまくる。通信、インターネットは、今までの経緯もあり、株式持っているというイメージ。
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質疑応答 その1(サウジアラビアの出資に関して)
おおわださんね。と孫さんご指名。
サウジアラビア、アブダビは、1号ファンドの大きな投資家であった。良好な関係を継続している。2号ファンドについて、高い関心をもっている。いま、条件を詰めている。1号ファンドでは、合意まで9カ月かかっている。MOUから、9カ月。今回は、それよりは短く済むと思う。
金額は、1080億ドルには含んでいない。
他にも、大口の機関投資家が関心を示している。
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質疑応答 その2(AIはどこまで利益が増える?)
ソフトバンクのIRRが60%だったが、これはできすぎだった。ソフトバンクのリターンは、20年で、44%のIRRだったので、これが、自分(孫さん)としては、過去のトラックレコードと競い合っている。44%で頑張りたい。
20兆円で、40%が、毎年積みあがるとすると、、、、、
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質疑応答 その3(マクロ経済の動向をどうみるか?米中貿易摩擦など)
10年(20年)に一回くらいは、異常時のようなものはやってくると思っている。その構えが必要。LTVが平常時は20%以下くらいになっていれば、日経平均が2万円が1万円。半額になったとしても、あたふたしないようにしておくことが我々の考え。
リーマンショック、ITバブル、貿易摩擦、政治的な摩擦、金利の上げ下げなどは、この25年間何度もおきているが、我々の株主価値は上がりつづけてきた。
本当の投資家は、どの産業が構造的に飛躍していくかをみていくべき。
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質疑応答 その4 スプリントはどうなる?
スプリントは、アリババのような存在になる。
アリババを我々は、コントロールしているわけではない。中国でのシナジーを発揮している。
そういう意味で、スプリントが、経営をしていなくても、その他の投資に役に立つというケースがある。
どの程度、重要度が続くのかなどは、資金需要などを見ながら是々非々で考えていく。=> 場合によっては、売却等もありうるとよめた。
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質疑応答 その5 ビジョンファンド関連
2号の4兆円の原資は、どこから?
1号の利益を使う、また、26兆円の株式売却によっても持ってくる。新たな借り入れをして行うものではない。
2兆円というのは、未上場の含み益であって、IPO等をどう考えるか?
出口は、投資会社なので、必ず出口を考えて(前提)やる。ケースバイケースで、どのくらい会社が、継続して価値を伸ばしておくか、シナジーを発揮するかを見ながら、現金化するか、持ち続けるか考える。すでに、エヌビディアやフリップカートのように現金化したものもある。今後、上場していくものを精査していく。
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質疑応答 その6 小泉進次郎さんと滝川クリステルさんの結婚について
知らなかったなあ。おめでとうございます
両名とも素晴らしい方だと思いますのでお祝いしたいと思います。
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質疑応答 その7 SVF2はいつから? SVF2の資金
SVF2は、9カ月より短いと考えている。2号ファンドとしての投資は、もう近いうち、来月、再来月(1-3カ月以内)から始まる。SBGが出す4兆円をまず出す。決まったところから、キャピタルコールして、はじめていく。大口は、まとまり次第参加する。
SVF1の中で、この1年で、5-6社、来年10社、毎年、上場組が続々現れてくる、これを現金化する(SVF1)。ソフトバンク(SBKK)は、日本における中核会社なので、すぐに現金化することは考えてない。(SBKKが、ユニコーン企業の日本での受け皿になるという話だったが、、その話は孫さんの口からでなかった。逆をいうと、長期的には、売る可能性もあるのか??)
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質疑応答 その8 SVF2が始まるのは?なぜ? SVF1は使い切った?
ファンドの85%の額が投資されたら、キャピタルコールがなされたら、2号ファンドが始まる。15%ぐらいは、今後はフォローアップの投資、優先株式の配当に残しておかないといけないというのがルール。85%レベルを超えるのが、今月、来月の話。そのために、SVF2をはじめたい。ということ。
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質疑応答 その9 太陽光発電事業
昔は、孫さんは ものすごい燃えていたが。
インドを中心に、太陽光発電の投資が拡大している。そもそも、日本国政府も熱心じゃないし、太陽光発電が必要とされているという声が聞こえない。おそらく、インドでは、最大規模(世界でもトップ3レベル?)でやっている。積極的にやっている。サウジアラビアについては、国内の調整に時間がかかっている。
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質疑応答 その10 孫正義 育英財団について
孫さん自身の日本の教育について
日本の教育は、平均値を上げる努力がなされているが、異能を伸ばしていこうということをしていないし、力点をおいていない。
アメリカ、中国では、それを拡大させていこうという動きがある。
私としては、日本の成長のために、将来のリーダーになりうる芽を伸ばすために、助力していきたいと思う。
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質疑応答 その11 スプリントについての総括は? シナジーは?
苦しみはいっぱいあった、成功か、失敗かというと、、大変苦しかった。危険だった。
が、株主価値は3倍のリターンを得て、約1兆円を得たという意味ではよかった。 日本の企業が、海外にいって大変な傷を負って撤退というパターンはあるが、そういうものではない。
シナジーについては、合併後、ポストペイドで1億人のお客様に、毎月課金をしている。ウーバー等、顧客へのシナジーが発揮できる。是々非々で、状況みて、スプリントの売却、継続は考える。
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質疑応答 その12 サウジアラビア カショギ氏
あってはいけない問題だ。この問題に関しては、SBGとしてはいってくる情報はみなさんと同じレベル。サウジアラビアからの出資に関しては、これからつめるので、コメントは現時点でない。
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質疑応答 その13 群戦略は?
ヤフー(アメリカ本体)は、全株、売却、イー・トレード(アメリカ)、青空銀行(日本)も売却。トレンドマイクロ等も。投資をしたら、売却をしてきた。中核の会社には、シナジーがある。シナジーを合わせて考えてみていく。ビジョンファンドに加えて、Limited partnerが加わったので、12年間の投資期間+2年というやり方になっているので、価値が伸びないものは、売らないとIRRの平均値が上がらない。
ビジョンファンドは、100億円以上が原則。企業のサイクルとしては、IPO直前のものが多い。数年単位でIPOしていくので、投資サイクルは比較的早い。
その早いサイクルで、シナジーは出せるのか? -> はい。
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質疑応答 その14 アスクル 親子上場に関して
親子上場は、欧米で禁止されているわけではない。Tモバイル(ドイツテレコム傘下)、スプリント(SBG) 親子上場である。日本のメディアの多くが、間違っている。(親子上場は、欧米で禁止されていると報道されているが嘘)
親子上場が危険というなら、その会社に投資しないというのは、投資家の権利なので、しなければいいだけ。
ガバナンスとしては、社外取締役を積極的にやっている。
アスクルの件は、名前は、孫ですが、そんたく(忖度)させたとか 裏で糸をひいたなどはないというのが事実。
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質疑応答 その15 ビジョンファンド2の構造(優先株、普通株)
ウォールストリートジャーナルのねぎしさんの勘違いは、直しておいてくださいね。と
普通株式と優先株式にわけているのは、ハイリスク、ハイリターンをとりたい場合と、確実性をとりたいというパターンがある。優先的に残余財産をとる権利(利益率は低いが、低額の配当が優先的に行われる)、優先株は負債ではない。SVF1は、普通株式、優先株式は、1:1.57という比率で皆やってもらっている。SVF2に関しては、SVF1からと、SVF2からのグループにわけようとしている。
SBG, SBGのマネジメントは、普通株のみとしている。
出来れば、個別交渉を行いたくないので、グループは多くて3つまでにしたい。
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質疑応答 その16 SVF2の未来は? テーマ変更あるのか?
変更なし。AIのまま
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質疑応答 その17 SBGの法人税額が少ないとの報道について
メディアが間違っているんではないかと思うのですが、私(孫さん)もそう思います。過去の累計でいうとソフトバンクは納税比率は高いのではないかな?どう?君ちゃん。(君和田さん)。真ん中くらいとのこと。 個人的には、最も納税している1人だと思う(孫さん)。
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質疑応答 その18 WeWorkに対する見方
ウィーワークは、まだまだ、成長まっさかり、今後5年、10年続くとみている。実際、日本でもやっている。社員の評判もいい。実質的利益率もいい。
私は、非常に高い期待値をもっている。
エヌビディアの時は、デリバティブで損失回避したが、上場時に保険をかけるようなスキームもあるのか?
一般論でいうと、ケースバイケースでやる。
出典:ソフトバンクグループ