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世界を変える人 孫正義 ARMの戦略 AI化チップ 2019年1Q決算説明会

投稿日:2018年8月6日 更新日:

本日のソフトバンクグループ2019年1Q決算説明会のARMの戦略に関してです。とにかく、AIの話ばっかりです。ARMに関して、ものすごい数のチップをばらまいて、そこから吸い上げるデータを使うという話は以前から話されてましたが、このデータを使う部分のビジネスユニットを作ったことが今回発表されました。

ARM(arm)
18年Q1で、55億個(armベースチップ出荷数)
年率17%増

2030年には、なんと1兆個を超えると試算。

新CPU/GPUを発表
Cortex-A76 パフォーマンス 35%向上(Cortex-A75比)
Mali-G76 パフォーマンス 30%向上(Mali-G72比)

1年間で、なんと、35%、30%の性能向上

arm初のノートPC向けプロセッサがでた。

ARMは、チップの設計ユニット以外に、もうひとつビジネスユニットを作った。
従来は、IPG(IPを作って、お客様に提供)

もうひとつとは、、Arm買収時には、極秘にしていたものとのこと。。ワクワク

その戦略とは、ISG
ISGとは、サービスのグループ(ビジネスユニット)

世界に最も多くのチップを出荷、それを使って、データを吸い上げ、さまざまに分析して、付加価値をつけていく。

最近、Treasure Dataの買収をした。

データマネジメント(収集、統合、保存、準備、発見、共有)をして、それをパートナ企業が活用する。

・アームペリオンという統合化されたデータのサービスを作ろうとしている。

Copyright © SoftBank Group

arm PELION(Iotプラットフォーム)

データマネジメント(Treasure Data)
デバイスマネジメント(Mbed Cloud)
コネクティビティマネジメント(Stream)

この3つを統合して、arm PELION

もし、1兆個のチップが、データの収集のプラットフォームとしてお互いに機能しはじめたらどうなるか?

孫さんの まさに 狙いですね。すごい。

人間が介在せずに、データを収集(IoT)、分析、活用される。

もし、これらが、バラバラに行われていたら、効率が非常に悪い。Arm1社で完結してやろうという構想。

ばらばらなら、コネクティビティーをどう担保するのか?
ばらばらなら、セキュリティーをどう担保するのか?

最近のハッカーは、パソコン、スマホからではなく、エアコン、WIFIルーター、ドアの電子ロック、セキュリティーカメラなどから、ハッキングしてくる。
これまでは、そういうセキュリティーができていなかった。それをやる。

これから出すarmのチップには、
AI化をしていく。

世の中が、勝手に進化していく。

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Project Trillium

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今までは、デバイスが バラバラにエッジに存在していた。(エッジデバイス)

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エッジのAI化(つながっていく)

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地球全体が、生命体になっていく。

今から、十数年で起きてくる。

エッジのAI活用例:エネルギー産業

 

天気、イベントを予測し、発電計画を最適化

AI化された方が、効率化された世界がくる。

エッジAIとクラウドAI

クラウドとのやりとりは、当然リアルタイム
ナローバンドネットワーク、5Gのネットワークは不可欠になる。通信インフラを活用していく。

エッジAI 化のための arm
クラウドAI化のための nVIDIA

全てAIのために買収、出資をしていたということ。

絵に描いた餅とまでは言わないが、これらはこれから実装され本格的に使われていくのでしょう。そのための猛烈な技術開発が行われている。今後も、孫さんから目が離せない。

ソフトバンクグループ株式会社 2019年3月期 第1四半期 決算発表 プレゼンテーション資料

ソフトバンクグループ株式会社 2019年3月期 第1四半期 決算説明会 動画

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