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はやぶさ2 リュウグウ その後 形状モデル 画像解析

投稿日:2018年7月12日 更新日:

先日、はやぶさ2が、到着したリュウグウの写真をもう一度。

(C) JAXA、会津大等 提供

 

リュウグウに生命の起源を求めに、探査機である はやぶさ2は、向かったが、その後も、通信が切れたりすることなく、今の所順調にいっているようである。現状は、どうなっているのか?

地球から、3億キロ離れている(地球と太陽の距離の倍)場所から、はやぶさ2にコマンドを打ってから、15分ほどかかるので、往復30分。はやぶさ2に何かさせて画像をみたりするには、最低でも30分以上かかる。

今、画像解析がされている。リュウグウの画像解析により、炭素の粒で覆われていることがわかってきた。

炭素があるということは?  有機物があるということ。

初期の地球に、有機物を持った天体が衝突していたと推定されており、リュウグウも、そのような天体の生き残りと考えられる。

地球に生命の材料物質を供給した可能性

がある。

でこぼこした形は、過去に小惑星同士がぶつかり、そのかけらが、あつまってできたものと推定されているようだ。(”がれき寄せ集め説”が有力とのこと。)

はやぶさ2が、リュウグウに着陸できるのは、3回のチャンスのみ。その着陸地点だが、リュウグウの赤道付近しかないとのこと。ここに、着陸可能な地点を探し、複数候補が見つかれば、より、科学的に重要なサンプルが取れる場所を候補とするようだ。

8月下旬、着陸地点を決定、この秋、最初の着陸を目指している。

 

これがリュウグウ - 3Dで見る全体像

JAXA はやぶさ2プロジェクトホームページより

小惑星リュウグウ(Ryugu、確定番号162173)は、事前には予想されていなかった“コマ(独楽)型”の小惑星でした。その全体像を3Dの連続写真の動画でお見せします。

http://www.hayabusa2.jaxa.jp/topics/20180710je/index.html

この動画の中で、上部の部分に岩がごろっと、リュウグウに突き刺さっているように見える。この部分が、先ほど説明した”がれき寄せ集め説”を裏付けるもののようだ。

 

リュウグウの形状モデル初期バージョン
が完成

JAXA はやぶさ2プロジェクトホームページより

http://www.hayabusa2.jaxa.jp/topics/20180711bje/index.html

「はやぶさ2」プロジェクトの形状モデルチームでは、ONC-T(望遠の光学航法カメラ)で撮影した画像などをもとに、リュウグウの三次元形状を計測して、形状モデルを作成する作業を進めています。リュウグウの形状は、この小惑星の成り立ちを考える上で基本的な情報の一つであるとともに、今後の探査機の運用のためにも重要です。

リュウグウの3次元モデルの初期バージョンが昨日、公開された。同じ画像データより、会津大と神戸大が、別のアプローチで形状モデルを作ったようだ。

今後の観測により、解像度の高い画像が得られれば、詳細な三次元形状モデルができそうだ。

色々と、あれから進んでいるようですね。着陸が待ち遠しい。

 

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